2025年9月6日土曜日

学校で習得できないもの

 仕事場でもオンラインでチャットしていても、歳を重ねるごとに解る事がいくつもあります。

その幾つもあるうちでも「最たるもの」は大人になって実生活をする上では学校で習っていない事、学校では習えない事が沢山、日々「目の前」に登場してくる事でしょう。

当然の事ですが、学校で習う事の出来る多くの事柄は「ある側面の知能」があれば学ぶことが出来ます。しかし、能力の多面性というのはとてもとても学校で習った事だけでは測定しきれない程の広範囲なもの。

読み書きそろばんの重要性はとても重要なものですが、アートや会話能力、対人処理能力というのは学校の記述テストではやっぱりどうしても測れません。リアルに会話を進めながらその瞬間瞬間に何を話せばよいのか、どう話せばよいのか、相手の理解力を測りながら表情や声のトーンなど諸々の細かな要素を見取りながら即座に組み立てて言葉を紡ぐ。こんな事は学校の中ではテストでは無くて集団生活で培われたり、友達とつるんでいる時に育ったり、生まれつきの得手不得手があって育てる事が出来たとしても時間のかかるもの。

結局大人になっても全くそれができない系の人は人と会わなくても出来るような仕事に進むのがベターだし、学校の勉強は出来なくても営業や接客業、文章を書かせたら抜群などというパターンもいろいろある訳です。

世の中の子育て中のお父さんお母さんも学校の勉強が出来なくてもその子が友達の多い子だったり、何か一つに特化して切れ味のあることが出来るようであればそれを伸ばしてあげる事に集中して励ましたり褒めてあげればよいと思います。

何らかの出来事で親に褒められた記憶というのはその子を大きく育てる栄養になると思います。褒められてより好きになり、それに時間を費やす事でより上手くなり「得意」を超えて人から感心されるようなものを創り出せるようになることも多いのではないでしょうか。そこまで行くことが無くても自信をもって「人より出来る事」を持たせるのは素晴らしい事。

学校のテストでは点数化されない何かで子供を評価してあげる事は大事な事だと「改めて」思うこの頃です。

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