夜になると「おい、タクシーを呼べ!馬券買って中京で一勝負すると言って奥さんを困らせるだけでなく、いう事を聞き容れれられないもんだからカッとなって奥さんに拳振り回して当たり散らすとの事。
そこで困り果てた80代後半の奥さんは申し訳ないと思いながらも警察を呼んで応援要請。夜中にもかかわらず若いお巡りさん達が2人やって来てお爺さんを優しく説得してはその場は収めるんだそうです。しかしそれも週に何回もとなると、高齢の奥さんの方が心身ともに疲れ果てる事になります。
そこで考えるのは施設に移るという方法もあるんですが、その前にも投薬や行動療法で幾つかチャレンジ出来る事があります。
多く使われているのはsedation/鎮静に使う幾つかの投薬を考えてその内幾つかを試してみるというパターン。しかし、それでも効果が出て来る間までの暫くはその投薬自身が逆にせん妄や興奮を引き起こす事もあるという事、これは抑肝散というこのような易怒性を抑制する効果が強い有名な漢方とも共通して発生する事もある副作用の一つです。
今回の件では私がニコニコと競馬の事を話してくるこのアパート住まいのお爺ちゃんに「馬で家建てた奴は居らんていうけどお父さんはどうなん?」と尋ねると、90歳過ぎても20本以上ある自前の歯をニカッと笑って全開で剥き出しただただ大笑い。「万馬券が当たっても建たん!」と言って呵々大笑という状態でした。
それを見た奥さん御自身も「あんたね~」と言って苦笑い。家の近所に競馬場が昔あった事だけは頭が覚えている所為でこんな事が起きるんだろうというのが奥さんの見解でしたが、恐らくそれはバッチリと正しい推測です。w
しかしね~、本当にみんな長生きしてる人達多いもんです…。俺にはムリ。orz
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