その飲み物とは「お~いお茶」の5倍濃縮液である小さなボトルを普通のお茶の小瓶と間違えて一口飲んでしまって「?」となり、その後「おえっ」という感じで当然そのおかしさに気づいたようです。そもそも冷蔵庫にその濃縮液を入れた時に「もしかしたらこういう事があるかもしれない」から一言次女には言っておこうと思っていたんですが、その事が起きてしまいました。^^
まあ、この件に関しては私も次女の事をあれこれ言う事は出来ません。同じようなインシデントは自分にも発生していて、そばつゆの高度濃縮液を間違って通常のそばつゆと間違って使ってしまって苦笑いして歴史がありますので、この親にしてこの子ありという奴でしょうか。w
さて、このボトル残念ながら私の知らないうちに起きたこの事件から2日ほど経っていたとの事で「廃棄」する事にしました。
理由はBacklashと英語では言うのですが、いわゆる「逆流」ですよね。それが入るとそこに存在していた口腔内細菌が急速にボトル内で繁殖していく事になるからです。
その速度はまさに指数関数的なもので、細菌学で行う実験でなくとも我々のような基礎の人間はプラスミドという環状DNAを用いた遺伝子改変を何時も行っていましたので、大腸菌が極わずかに入った培養液がどれほどある一定の条件下で爆発的に増殖するのかは嫌という程体に染み込んでいます。
4℃の中で静置していてもやはり増殖は確実に発生してきます。それは培養液の混濁の状況を見ても良く解るのですが、それを実際に寒天培地に希釈して撒いた時のコロニーの発生状況を見ると卒倒する程。結局、今の日本の室温のような外気に晒して一日経つとそのボトルの中の細菌はビックリするほどの繁殖をするのです。2日も経てば恐らくそろそろ下痢してもおかしくない程度にはなると思われます。
恐らく2日目のちょっと口付けただけの濃縮液で冷蔵庫の中に静かに入れていたものですからそこまで恐れなくとも良いのでしょうが、実際は娘が外に持ち出しているので、常温に晒された時間もそれなりにあると思われました。そこで廃棄となった訳。
取り敢えず今回の事をきっかけに嫁さんには飲み口付けたペット・ボトルは冷蔵庫の中に置いていても精々翌日までには飲み切るようにという話が伝わったので良しとしましょう!
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