2017年11月18日土曜日

やっぱり良く効くアメリカの市販薬

アメリカから結構いろいろな薬を持って帰っています。

ロックビルやリッチモンドに住んでいた頃は、例え風邪をひいても熱発や咳程度では普通まず医者にはかかりませんでした。医療保険はNIHや大学の支えてくれる大変良い保険に入っていたのですが、それでも当時の収入レベルからすると、数回行くと結構な額の出費になってしまいますので、”本当に”必要なときだけ私の判断で家族を病院に連れて行っていました。

実際のところ、アメリカでは多くの人が病気になってもドラッグ・ストアやグロサリ・ストアに行って”自分の症状”にあった薬を勝手に飲んで治そうとします。それは内科系の疾患に限らず怪我においても同じです。

ところがですね、多くの風邪は自然放置でも期間は少し長くなれどもやっぱり治るのです。そこをどうやってアシストするかが処方薬の力なのですがアメリカの市販薬はとりあえずsymptom別にきちんとターゲットを絞って、かつその有効成分のドーズが半端ではなく多いのです。

もう、普通の日本の内科薬処方量からしたら”マジすか?”と言うほどの濃さを持ったものが多くて笑ってしまいます。w
特に鎮痛解熱薬として売っているアセトアミノフェンであるタイレノルなどはextra strength等となると日本の平均的使用量の2.5倍のものも売っております。

アメリカの娘達は日本で私が通常量の薬を出してあげても「効かな〜い!」と言っては拒否反応を示します。生理痛などの問は特にそうで、日本を訪れている時は当然のようにアメリカの薬を日本まで持ってきています。
恐ろしいのはアメリカの薬の説明書きに「この薬を使って一週間経っても症状が軽快しないときには病院へ言って下さい」なんていう感じの文章があるのです。

それだけ使っても収まらない症状の源って・・・そりゃ病院行かんとマズイですわな。orz
幸いにも私の今回の風邪、あっという間に症状の全てが抑え込まれてしまいました。内科医の好きな市販薬、なんか変ですかね。w

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

>実際のところ、アメリカでは多くの人が病気になってもドラッグ・ストアやグロサリ・ストアに行って”自分の症状”にあった薬を勝手に飲んで治そうとします。

そういうときって薬剤師さんがアドバイスしてくれるのでしょうか?

>鎮痛解熱薬として売っているアセトアミノフェンであるタイレノルなどはextra strength等となると日本の平均的使用量の2.5倍のものも売っております。

もしかして日本で市販されているタイレノールを書かれている使用量の2.5倍飲んでも大丈夫なんでしょうか?
日本の風邪薬って、ほんっとに初期の初期、ひき始めのときに飲まないと効かないですよね~

small G さんのコメント...

薬剤師さん、結構懇切丁寧に教えて下さいますよ!
お薦めはどれだとか”アノ有名製品のジェネリックはこれ”だとか。
日本のタイレノール、いつから売り始めたか知らなかったのですが有るんですね、武田製が。300mgと書いてあったので、日本のものはアメリカの強いバージョンの半分の力価と考えてよいのでしょう。
しかし、アメリカのやつは”この薬は一回二粒までとかN粒まで”とか、恐ろしいことが書かれておるんですけれども・・・。

年末の次女の帰国時にはアメリカの湯に溶かして飲む総合感冒薬を持って帰ってきて貰う予定です。お前それでも医者かよって?w