2017年4月20日木曜日

大人になった気分・閑話休題

ふとしたことで、今日は昔のことを思い出しました。

多分話したことはないと思うので嫁さんも知らんと思うのですが、高校生という大人に近づいているのだけれど実生活の上では生活力も何もない頃のある想い出を書いておこうと思います。

他愛ももない事なのですが、正月にまだお年玉をもらう側の立場だった高校二年生当時の私は、父方母方の二つの親戚の中でもほぼ一番目に近い歳上ということもあり、貰う側の中ではいつも最高額に近いお年玉をもらっていたのを覚えています。これは言ってみれば先に生まれたものの数少ない特権。w

一人あたり5千円から1万のお年玉を貰った時の喜びは高校生の私にとってはそれはそれは格別でした。実際、田舎の高校ではバイトをしてキャッシュを得るなどということは地方県立高校の学生にとってはまず夢のまた夢でした。今、都会に住んでいる(田舎もそうかな?)21世紀の高校生の皆さんには想像もつかないでしょう。いわゆる”20世紀の”田舎の県立高校の普通科に通うような田舎者にはバイトが見つかったり、バイクに乗っているのが見つかったりしたら停学とか職員会議が開かれるほどの犯罪だったんですよね。

というわけで、現金収入の道というのは実質閉ざされていたわけでして、こういった一年の中での最大の現金収入イベントはお正月だったわけです。

その年はキャッシュで10万近く集まるという実に効率の良い都市で自分が高校生になっいることを神に感謝するとともに、それをどう使うかということに”金を使うという習慣のない私なりに”考えてみたのでした。後で考えるとなんというレベルの低さかと呆れてしまうのですが、それもまた成長の痛みか・・・。

私がやったのはこんなことでした。まず、その十万近い万札の全てを千円札に交換。これはコッソリとしかも回数を踏んで両親や近所の店でバレないように収集。(<銀行というものに近寄ったことのないガキの考えそうなことです。)それを「束」として実感して「ああ、これが一万円札だったらこの厚さがほぼ100万円という単位のものなんだろうな〜」とニッコリ。次にそれを自分の部屋のカーペットの下に全部敷き詰めました。勿論、これを眺めている自分自身をも客観的に眺めていて、内心では「ああ、これぞ成金!w」と十分その愚かさを嗤っておりました。

そのお金でしたことと言えば・・・。明日また書きます。

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