2016年7月1日金曜日

暑い部屋で寒いという人

病棟では患者さん達のことを考え冷暖房をオン・オフにしていますが、うちの病院では主に季節が始まるとそういう操作が始まるようです。

多分、科学的な指標で厳密にやっているようなことはなくて、感覚的にボイラーマンのオジサン達がやっているのではないかと。各季節の入口・出口でそれぞれエアフィルターを交換する姿を見かけたら「ああ、そろそろ冷房が入るな」とか「やっと暖房入れてくれるか!?」みたいな感じで空調に冷暖房の操作が入ってきますね。

病院の地下深くにはショッカーの秘密基地のような巨大な冷暖房システムが有るのをボイラーマンのオジサンに見せてもらったことがありますが、毎年毎年びっくりするくらい巨額のお金が冷暖房のために消えていくのだそうです。それでも、そのシステムは結構最新式のエコシステムというのですから大変ですよね。

さて、こんな季節にナース・ステーションでは毎年恒例のスイッチ入れ切り競争が始まります。
読んで字のごとくなんですが、ある人にとっては快適な温度がある人にとっては耐えられない温度であることから始まるこの競争。日により、人により無限のパターンが有りますが、医者側は遠慮してこれには関わりません。w

看護師さん達は「ウー、さぶっ!ちょっと消して良い?」と言って消す人が居るかと思えば、しばらくして入ってくる人の中には「ね〜、ちょっと暑くないです?入れましょう、入れましょう。」とのご意見も。
結局体感温度というのは全く個人の感覚なので、もう言ったもん勝ちみたいなところがありますし、決して双方にとってベストといえる設定温度というのはありません。

これが病棟ならまだしも、夫婦となると・・・。
結婚当初は私のほうが暑がりの寒がりでいつもクーラーガンガンでしたが、嫁さんは寒がりでいつもキンキンにクーラーが効いた部屋の中で平然としている私を北極の珍獣を観るような目でみていたのですが、出産後からはすっかり嫁さんのほうが暑がりになってしまいまして、部屋の中で私が平然としている時に「ちょっと、暑いわ〜!」とか言ってくるようになりました。

妊娠出産っていろいろと女性の体質を変えるといいますが、ほんとこれには驚きました。更年期とはまた別のようで・・・。こんな夫婦でも普通に一つ屋根の下で24時間フツウに暮らせていますから、ナースの皆さんも仲良くやれるはず。

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