今日が終戦記念日というのは実際には結構国内外では違うんだということを公的にも私的にもあちこちで眼にします。
とりあえずは玉音放送を聞いた日が「多くの日本人にとって」の終戦記念日ということで日本国内ではコンセンサスを得ているからこその終戦記念日なのでしょうが、対日戦勝という意味では他の日もたくさんあるようです。
また、日本は連合国側に対して「無条件降伏」を行ったというふうに繰り返し今まで教えられてきたこともどうやら事実ではなさそうだということ。それをナルホドと思わせるだけの書き込みがここにされています。
先の大戦で最後に降伏することになった大日本帝国ですが、新生日本が誕生しあらたなる国民への教化が行われる時に数多くの戦勝国による歴史の押し付けと価値観の改変が行われたのは周知の如しです。
中国、アメリカ、ソビエトと言う国々が主に其々の国家の権益を守るべく最大限の努力を行ったわけですが、所詮は敵の敵は味方という形で共闘していた国々にとって、倒すべき国家が白旗をあげてしまった時点でそれぞれの国の関係が元通りただの最悪の敵になっただけのこと。
これまた勝手に日本の内臓からハラワタを引き出すような行為をアジアのあちこちで行いながら、勝者の理屈を押し付けてきました。
結局はアメリカが反共という形で日本を己の陣営の傘のもとに置くことに成功したわけですが、この煮ても焼いても食えない利益を冷徹に計算する大国が如何にもフィランソロピーで慈愛に満ち満ちた形で新生日本を手助けしたという「お話」を組み立てていったのですが、原爆を落としたことも落とされた我が国が反省すべき物語として組み直し、ハル・ノートの話は消されて日本一国が悪の権化として帝国主義をアジアで吹かせていて、、、という物語が紡がれ、、、。
結局は勝者が歴史の正史を書きあげるのだという古来からのお話が20世紀にも起きただけのことでした。
大日本帝国は全て悪であり、海の向こうから来た聖なるアメリカが日本を導きましたというお話を教えこまれた人々と、夢の共産主義国家を教えこまれた人々と、何も信じない連中とが交じり合い戦後の七十年を過ごしてきたわけですが、これから30年経って幸いにして大きな戦争を経験せずに太平洋戦争終結100年を迎えることが出来た時に歴史はどれほど正しく書かれているのでしょうか。
私は少なくとも日本という国においては多くの非公開文書が開示された後に詳しく研究された成果をもとにした淡々とした史実が日本において正書として出現するであろうことを願っています。
きっとそれらを出してくるのは今は未だ高校生くらいの若者達なんだろうなと思ったりするんですが・・・。
まあ、私はその頃にはとっくに灰になっているでしょう。w
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