養老先生の大ベストセラー「バカの壁」。読んだことありません。
しかし、いろんな人の解説を聞いたりする限りでは「人間同士が理解しあうのは根本的には無理で、その理解できない相手同志が互いをバカと思うこと」ということらしいのですが、その最悪の形がアメリカという民主主義国家でそれこそ”炸裂”してしまったのが今のアメリカの大統領。
NFLの有名選手が、黒人に対する警官による発砲や人種差別に対して抗議したことが発端となり、この馬鹿大統領と選手達との間で激しい応酬が続いています。
今回の抗議の姿勢はkneeling(跪くこと)による抗議活動で、国歌の吹奏中に何時も多くの人がしているように右手を胸に当てて国家への忠誠と尊敬を示すものとは全く異なります。
私の中では黒人のオリンピック選手による”拳”の突き上げで人種差別に抗議したのが”歴史の教科書的には”記憶に残るものですが、そうした行いの延長線上にあるものと考えるのが妥当だと思います。
ハッキリ言うとこれらの選手は既に黒人への差別への反対と言う文言を既に超えて、その差別を止めない国家のサポーターたる馬鹿大統領への直接の対峙という形態をとった状態になってしまっているという・・・。
本当にこの男は多くの有名コーチやその他の識者が語る様に、国家を分断する最低のアジテーターです。
言ってることは本当にアジることばかり。まさしくヒトラーのやり方と同じで、複雑な話を単純化し、話の本質を完全にすり替えた後”二項対立”に持ち込み、「俺の側につくかそれとも敵になるか!」と吠えまくる。
バスケットのスーパースターStepehn CurryもGolden stateとしても、トランプによる伝統的なWhite Houseへの招待をキッチリ断ったのですが、これにまたあの”イヌの枯れ糞”が思いっきり馬鹿丸出しの返事でtwitterで再度の恥さらしをするという、まあこの一年の”お決まり”のパターンでございます。w
安倍ちゃんもエエカゲンこんな馬鹿に尻尾を振るのをやめんと、いくら最重要の同盟国とは言え政治家としての晩節を汚すわな。
自由の国アメリカにおける”抗議の意志表示”大いに結構。国家には忠誠を示しても、この馬鹿にはケツを向けるというのが、自由の大切さを知る男のやり方です。
NFLの最高責任者であるコミッショナーもそのドラフト会議の会場で、トランプのやり方をdivisive(分断を助長する)と言って非難しています。そりゃそうだわな。w
国歌よりも旗よりも大事なもの、それは国家の最高責任者であろうがなかろうが、差別を許す男を許さないことを非難する自由です。
0 件のコメント:
コメントを投稿