2017年9月20日水曜日

電池の未来は明るいゾ!(きっと)

最近は車のニュースを中心として近未来のEVの心臓選びが何になるのか火花を散らしています。

その中でもPHV、ピュアEV対ディーゼルもしくはそれをハイブリッド化したもの、またはガソリン+ハイブリッドの形などがいい感じで競争していますね。競争は確実に、特に金や生き残りがかかっていると人類は最高の競争力を発揮しますので、これはスバラシイことだと思います。

そのなかでも、全固体型の電池の競争は凄まじい熱気を帯びてるのが門外漢の私にでもひしひしと伝わってきます。
大学や産業界から出て来る陰極、陽極の改善や改良、電解液、導電助材とそれらの改良による電池の改善がどれほど充電の速度や容量を変えていくのかと言う記事を見ていると、十年後には今のテスラで使われている電池でさえも「有り得んわ」と言われるほどの低レベルの電池になってしまうんじゃないかと思えるほどいろいろと華々しい話が続いて出てきていますね。

特許の壁もあるんでしょうが、陰、陽極などの材料の更新のみならず、ナノ化したり接着剤を工夫したり、本当に我々が小、中、高校と習ってきた二酸化マンガンの電池のお話っていうのはなんだかもう古事記の時代のお話みたいに感じますね。

リチウム系全固体電池というのがキーワードっぽいのですが、今度”あの”東京電力から凄いブレークスルーが出たようです。その名もリチウムイ硫黄電池!発明者は道畑日出夫さんという研究者。減らされる予算の中で25年もコツコツやってきたことが去年になって首都大学東京の教授の最後の手助けで日の目を見たという物語のような話です。

リチウムイオン電池に比べて値段は半分から1/3。容量は3.3倍。液漏れや発火の可能性も無く、充放電に伴う最大の問題である反応生成物による劣化の問題が少ないという、まさしく”夢のような”電池が発表されていました。
2000年代前半の商用化を目的とし、その工場を例えば被災した福島に作りたいというこの東電の研究者の話を読んでいると、今後いろいろな技術を更に組み合わせることで、スマホや車の連続使用時間や走行距離が驚くほど伸びるのでしょうね〜。
スマホを一回充電して3日や4日は普通に充電要らずとか、一回の充電で平気で1000キロ走る車とか・・・。

何だかワクワクしますね!

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

週刊ダイヤモンドの記事を読みましたが、25年もの間、コツコツと研究を続けて開発するなんて
たいしたものですね。努力し続けられるだけでも凄いのに結果も出せるとは!
技術や医学など、世の中はこういった方々のおかげで日々進歩しているんですね。

small G さんのコメント...

いや、実際は何十年もコツコツやってきて”日の目を見る”ことのほうがよほど多いと思います。
表舞台に出てこれるような人は文字通り無数の基礎研究をする方々の中の一握りでしょう。
大勢はその他の仕事で業務を継続したり技術を継承したりする役目のまま一生を終えつつも、小さな進歩に貢献する日々を送られていると思います。
かくいう私も、研究という行為自体は面白い日々ではありましたが、七転び八起ならぬ十転び一起き程度の打率でしか予想通りにはなりませんでした。
表舞台に出る方も出ない方も、共に世の中の進歩の”一翼”とまではいかないまでも、一翼の中の羽毛一本として翼を、ひいては飛行を支えているのでしょう。