自分に反旗を翻す者を誰かれ構わず数行の短文でツツキ返すツイッター男がかの偉大な国の責任者になるのですから世も末です。”あんなクズ男”をあの偉大なる国家のトップに据えた恥ずべき有権者達は、間違いなく今後も繰り返される恥ずべき失言の数々をどうやって擁護するかに頭を悩ませる事でしょう。(悩むほどの頭脳はないか?w)
メリル・ストリープがハリウッドのスピーチで出したトランプが真似をした障害のある記者の障害の下劣なモノマネはまじでコイツは頭イカれてるんじゃねえか?と思わざるを得ないレベル。
もちろんこれが大統領でなくとも、市井の人間であったとしてもこんな真似や発言を公衆の面前でしたらそれこそアメリカのパブリックな世界からは通常永久追放です。
それが”アメリカの大統領”だからといって許されるわけではなく、勿論アメリカの大統領だからこそ、(それが演技であったとしても!)社会のビーコンとなるべき行動や発言を示すべきで、こういった輩の愚かな発言こそがアメリカの品位を傷つけるのです。
アメリカというのはありとあらゆる近代文明の(決して文化ではない!)チャンピオン国家。理由は至極簡単で、それは世界中の才能がアメリカに場所と機会を求めて集まってきたから。アメリカという国にアメリカ人という人種はなく、アメリカという”インディアから略奪した土地からインディアンを殺し、追い払って仕上げられた実験国家”で400年の間に集積された富と知恵が世界中から漏斗で集められた国だから出来たこと。
そこでくだらないテレビ番組のくだらない役柄の、親父の跡を継いだだけのキンパ好きの馬鹿な不動産成金が札束の力を使って惨めな連中のポピュリズムを煽り罷り間違ってアメリカという国のトップに居座ってしまったという悪夢。
まさに実験国家の真骨頂ですわ。対抗馬が最悪の嫌われ者だったことがこの悪夢を成就させる決め手になってしまったわけですが、このオツリは必ずやアメリカが支払わなければなりません。(その際のコラテラル・ダメージは世界が同時に被る可能性が高いのですが・・・。)
ここでリンカーンの言った言葉をもう一度書いておきましょう。
たいていの男は
災難は乗り越えられる。
本当にその男を試したかったら、権力を与えてみることだ
150年以上経った今でも至言です。クズに力を与えるとその振り回す狂刀で、周囲(世界)の人間が皆傷つきます。
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