2017年1月17日火曜日

母校の医学部

我々が医学部に入ったときとはもう全く別物なんですな。

一言で言えば何だか複雑怪奇。
我々の知っている入試というのは今で言う所の共通テストである程度の点数を取って、そこで足切りに引っかからなければ二次試験に挑んでそこでの点数と一次のテストの結果を考慮して(時に傾斜配点をつけながら)合格者を決めるという比較的一本道のものだったと思うんのですが、今は全く違っていて(・・;)。

アメリカに住んで居る上に子供達も日本の試験制度とは全く縁の無い世界に住んでいると親は当然日本の昭和のシステムしか知らないことになります。そういうわけで時間軸的にも離れてしまった上に地理的にも離れていてもうわけがわからず。

で、どんなものかと思って我が母校の入試を見てみると地元枠、AO枠、国際医療枠などがあってもう意味不明。一般入試においては現役は10%程度しか入学できずゴリゴリに学力中心。ただし、推薦枠において35%程度をこれらの推薦枠、それも殆んどが現役生という。その上で入学した性別比では女性の方が5割を超えるという我々の頃からは”全く”想像もできない世界です。

これほど女医さんが増え、かつ現役は推薦でしか入れなくなってくる世界。結局は真面目に勉強して定期試験などでもコツコツとやっている女の子が当然のように有利になってくるでしょうね。容易に想像できますが・・・。

今の高校生気質は知りませんが、我々の頃は実力テスト以外はほぼ無視と言う感じの試験勉強でした。範囲が決まっている上に「やればできるだろ?そんなのガリガリにしてもカッコ悪いやん」という、そういう年齢の野郎にありがちな過剰にねじれた自意識。まあ、中二病というやつでしょうな。
勉強の王道はまさしく”コツコツ”そのものだということにはその後にすぐ気付くのですが、この時点で私のような馬鹿にはわかっておりません。w

新しい時代の新しい医師も既に現場に出てきています。これから昭和のおっさんもこれらの”スマート”な皆さんと普通に交わる時代になってきました。

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

地元枠はその地域の医師不足対策だとわかるけど、
AO入試でホントに大丈夫なんでしょうか???
患者からは、担当医がどういう形で医学部に入ったかなんてわかりませんし
まな板の上の鯉というか、信頼するしかないのですから
ちゃ~~~んと選抜して欲しいです~

small G さんのコメント...

こういうのってどうなんでしょうね。
医師としてのクオリティと試験の形態との関連というのはどうなっているのか、来月同窓会がありますのでそこで友人達教授陣に話を聞いてみますね。

確かに面白そうです。