2014年1月19日日曜日

床で直食いの生活

引っ越してきて一週間以上経過しました。

新しい生活を始めると言っても、国内での引っ越しではなく地球の裏側からの単身赴任となるとその引越の手続きや不便さは通常のものとは大いに異なります。実際のところ大学新入生の生活にかなり近いものがあるような気がします。

実家のある田舎から別の場所へやってきて家具も何もない状態、かつその移動した土地にたいした土地勘もあるわけでもなく周りの人は皆知らない人ばかり。家からはちょっとした家具や道具は自分の移動とともに持ってきたけれどもそれほど大それた家具を運び込むわけでもなし、、、。
というのが多くの新大学生の毎年の引っ越しだと思うのですが、私の場合も実際は家具も一切なく、服もアメリカから持ってきた二、三日分のローテーション用のシャツなどがあるだけということで、殆どマッサラの状態でした。

せっかく十日ほど前に(日本到着後、翌日)ニトリに行ってテーブルとベッドまで注文したのにその配送はなんと本日まで待たねばならぬという状況でしたので、床の上にダンボールを置いて簡易テーブルにしてその側に胡座をかいて食事をするという何とも情けない状況での食事生活。これが畳の上ならまだ全然ありなんですが、床の上だとあんまり人間の尊厳を感じないレベルの侘しいものでした。(その前に箱さえ無かった頃は床の上で直食いでした!w)

やってきたテーブルと椅子、ベッドは配送センターの人が組み立ててくれたおかげで私はそれほどお手伝いをせずとも住みました。ニトリの配送センターの方が二人がかりでヒーヒーやってましたので、自分でマンション四階への持ち上げまでやっていたら体力的に死んでいたかもしれません。

とりあえず、今日からテーブルの上でご飯を食べられるようにました。少しは家の中もこれで進化して猿から直立猿人くらいのレベルにはなったかな?
こうやって家具が届いて改めて感じるのは日本の家具が椅子も机もその背が低い事です。これはラボの実験用ベンチでも同じでして、昔一緒に働いていた背の高いオランダ人の研究者も日本の家具屋ベンチの腰の低さには驚いていました。
まあ、極端に平均的な背の高さが違う国から来たヒトにとっては特に違和感は強かったと思いますが、今改めてこうやって配送された家具をみるとアメリカのシステムにずいぶんと慣れてしまっていたという事実を感じるのでした。

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