病棟で回診、実技、投薬、診断、患者さんとの対話、看護師さん達との様々なやりとりをしながら同時に外来に出てはカメラと外来、その他諸々のことを上級のドクターから習得しては医局に戻って情報の整理と実技の反芻、反省点の復習。
家に帰れば家に帰ったで解っていないところのまとめ作成と疑問点の整理、自分の受け持ち患者の治療方針の中でおかしかったところはないか、矛盾しているところはないかを慎重に再検討しながら夜遅くまでゴソゴソしています。
こうやって自分のやっていることを書き上げていくとまさに二十年遅れの研修医生活ですな〜。
二十年の間基礎研究に身をおいて細胞相手に研究をし、論文書いたり激しい討論を繰り返してきたりした身にとってはやはり「別世界」という言葉がピッタリ来る世界です。臨床という世界に自分が戻ることになろうとは夢にも思わなかった(と言ったら嘘ですがw)のに、この歳で研修医生活をするのは何とも新鮮なものです。
自分が研修医をしていた時代とはいろいろな道具が、クスリが、知識が相当に変化、進化しており、当時は到底治るとは思われていなかった疾患が文字通り「劇的に」治るものになっていたり、やっぱり当時と変わらず全然治療成績に変化がなかったりといった具合でそれこそいろいろですが、私自身はそれらを全て受け止めたうえでの初心にかえっての日々です。
この20年の間にすでに各方面で一流、手練の臨床家になっている友人達に気軽に愚かな質問ができるのがこういった変わった立場にあるオジサン研修医のいいところです。しかも各科全て揃っているというのがまたまたイイですね。
20年前だったら同じレベルで悩むだけだったのでしょうが。
さあ、また勉強に戻ります。w
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