2010年10月17日日曜日

しっぺ返し

真偽の程は誰も知るまい。
しかし確かなことが一つある。中国の行ってきた愛国教育が絶大な成功を収めつつあるということ。国家の内政問題を隠す最も効率的な方法は、国外に敵を作ること。要するに対外的な波乱要因の有無に関わらず、国家の敵を「人工的にでも」作り出すことでその結束感を高めたり、内政問題から眼を逸らしたりする方法だと思う。
しかしそんなものは所詮、政治家の思惑でコントロールできるものではないのだ。江沢民から連綿と続くこの手法もそのうち大きな後悔をもって政府首脳部が対応せざるを得ない日が来るだろう。内政問題の矛盾は今そこに見えなくても、やがては地底にたまった歪のように表に影響を及ぼしてくる。小さなデモ、大きなデモ、様々な鬱憤のうねりはやがて天安門事件では「表面的に」抑えつけに成功した「真実を隠蔽する国家への挑戦」という形で対峙を要求してくるだろう。それがいつか、、、我々日本人は、そのドグマの崩壊を冷静な眼で見ていくべきではないだろうか。

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