ビデオ提出は捜査当局が判断 仙谷氏、民主は慎重論仙谷由人官房長官は1日の記者会見で、中国漁船衝突事件の状況を撮影したビデオ映像を国会に提出するかどうかについて「刑事事件の証拠だから、捜査当局が責任を持って判断することになる」と述べ、検察に最終判断を委ねる考えを表明した。同時に「私が相談にあずかって(政府内の)合意形成はするが、捜査当局がその判断に従うかは別の話だ」と強調した。 一方、民主党の羽田雄一郎参院国対委員長は会見で、ビデオが国会に提出された場合の対応に関し「公開して国益を損なうことになってはいけない」として、公開に慎重な姿勢を示した。羽田氏は中国の対日姿勢に軟化の兆しがみられる一方、建設会社フジタ現地法人の日本人社員1人の拘束が続いていることを挙げ「ビデオの取り扱いは慎重にすべきだ」と指摘。ビデオ公開を要求している野党に対し「国の立場や国益を考えていただきたい」と理解を求めた。仙谷氏は「国会の意向、動きの推移を見守りたい」とも述べ、来週中にも民主党国対と意見交換する考えを示した。
海保では、その一部始終をビデオに収めており、それを政府が公開するかどうかが焦点になっている。民主党の岡田克也幹事長は、26日のNHK番組で、ビデオの国会提出に前向きな姿勢を示したと報じられた。が、ほかの党幹部からは、国民の怒りを助長させるとして慎重論も出ているという。つまり、船長釈放の不当性が白日の下に晒されてしまうということだ。中国では、漁船が巡視船に追突されたとも報じられている。しかし、海保の広報担当者によると、ビデオには、そうした部分はなく、むしろ逆の映像が映っている。よなくにの衝突から約40分後に起きた別の巡視船「みずき」のケースも、同様だった。
突然、左に大きく舵を切りそのまま向かってきた巡視船「みずき」が、なおも逃走する中国漁船の前に回り込み、停船を呼びかけたときのことだ。 右後ろ約70メートルのところにいた漁船が突然、左に大きく舵を切り、みずきにそのまま向かってきた。そして、みずきの右舷中央部に漁船の船首が衝突したのだ。しかし、漁船は、さらに逃走を続けた。この衝突で、みずきの右舷には、中央の外板にへこみができ、長さ約3メートル、高さ約1メートルにわたって傷がついた。そのうえ、中央から後方にかけて、甲板の手すり支柱が5、6本も曲がって破損している。「巡視船は、スピードを出す構造上、船体の鉄板が薄くなっています。漁船は、本体がダメージを受けるため、接近時はスピードを出しませんが、それでも硬い船首がぶつかれば破損してしまいます」(広報担当者)今回も、意図的かどうかは不明だが、急所を突かれた形だ。計2回も衝突したものの、硬い船首のある漁船には、ほとんど損傷はなかった。海保では、証拠を出さないと裁判で勝てないため、2回ともビデオに収めてある。「海上保安官は、船外の高いところからビデオを撮っていました。それは、もちろん命がけの作業ですよ。証拠物になりますので、裁判前には公開できませんでした。しかし、ビデオが戻ってきたときは、まだ分かりませんが、公開も視野には入れています」
ほんと、ラボに居る多くの中国人の誰に聞いても、もうどっちもええかげんにしろというウンザリ感一杯の反応が返ってくる。結局、中国の内情というのは中国人自身は相当良く理解しているということを理解しなければならない。双方の国家に居る、一部の煽り立てメディアと頭の悪い両国の右翼を除けば、結局情報の開示が適切な時期に適切な方法でなされなかったことが両国をここまで感情的にこじらせてしまったのだ。漢字の使える両国のこと、次の言葉で全てはカタがついたはずなのだ。
一目瞭然
この言葉の意味がそれこそ一目瞭然ということで了解できる両国民にとって、ビデオを開示すれば何の交渉無しでも、切るカードは全て日本側が用意するだけで済んだはずなのだ。しかし今はすべてを失った。バカ官房長官の英雄的決断で日本は窮地に落ちてしまった。
結局のところ、日中共にこの問題には早く幕を引きたいのに、軍事施設に入ってしまった人間の人質の問題も込で双方ともに挙げた拳をどこで下ろすかという低レベルの駆け引きごとに話がすり替わってしまったのだ。
日本が失ったものは大きい。まず、中国には「日本は脅せば従うと勘違いさせたこと」そして「中国の領土要求に悩むASEAN諸国は、日本の対応に失望感を深め、更に迷惑な状況に落とし込んだこと」更には、このバカ首相は「自分の解決できない難題を閣僚に丸投げし、閣僚はそれを地方の検察に丸投げという形で責任逃れをしたこと」等々です。四国を行脚したくらいでは馬鹿は治らないんですね。私も今後は八十八ヶ所巡りなんて金輪際考えないようにしましょう。(笑)
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