最初にグループ全員で30報選んでいた論文が10報、6報、そして最後は3報へと絞られながら、最後に全学年の前でその3報をメインにグループ代表によるプレゼンテーションへとつながっていくというもの。最初教え始めだした頃はなかなか自分も要領がわからずに、指導に手こずる学生もたのですが、ここ数年で、私のほうもいろいろな変わった状況やこれまた普通でない学生への対応に慣れてしまったこともあり、今では毎回出てくる学生たちの面白いプレゼンに喜んでいます。
グループを作って面白いのは本当にその集団の中で直ぐにリーダーシップを取るもの、論文の抄録作りに精を出す者など積極的に自発的な役割分担を果たそうとするところですかね。何事も自分達自身が原動力となって指導者任せにしないところが、アメリカの社会人学生の素晴らしいところだといつも思う。しかもこちらの話もよく聞いてくれるし、質問も素直にぶつけてくる。
要するに身分は学生であっても行動は「大人」なのだ。
殆どの学生が既に結婚指輪を嵌めているのを見てもそれは間接的に見て取れる。物理的にも、精神的にも大人である彼らを子供扱いしてはこちらも失礼というもの。以前教えていた某旧帝大学医学部(N大学)の「どうしようもないほど」の一部の勘違いしたガキとは比べることさえ間違っていると思わせる。(笑)そもそも、偏差値が高いだけでは医者や歯医者は出来ませんがな。ほんとうに与えられた問題だけを無邪気に解く躾のなってない小学生みたいなのがウジャウジャ居ました。
今もあんまり変わってないと思います。知りたいとも思いませんが。
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