2024年11月19日火曜日

忘年会が戻ってきた

遂に忘年会が「フツー」の状態に戻ってきました。

今年の夏に納涼会のようなものがありはしたのですが、私は特に出席もせずそのまま無視。特に出たいとも思わず、個人的にもっとやりたい事があったのでそちらに集中という感じで過ごしていました。

しかしながら、今年の冬はどうもそういう風にはいかないようです。昨年の冬には自分の主たる病院1件、バイト先の病院1件だけと絞っていた忘年会の件数も今年は既に自分の主たる病院だけで4件。大小個人も全てスケジュールの中で綯交ぜになってはいますが、年末は結構食べ物、飲み物にお金が消えていきそうです。

何よりもこの時期、忘年会で困るのは医師にだけ課される税金のような忘年会費。例えばどこかの病棟で忘年会費が看護師さん一人5,000円だったとすると、私は2‐3万円飛んで行くことが前提になっています。orz

理事長などは各病棟に5万円程度の「寄付」をドロップして居られましたが、それは稼ぎの桁が私たち下々の医師より1つ以上多い訳で、払う税金だけで我々の年収を超える様な人物と一緒にされては敵いません。私もそれくらい稼ぎがあれば何の見返りが無くとも「その程度」の寄付は各病棟に落としたい所なんですが、それは夢物語。見栄張って同じ事やったらおまんま食い上げです。w

それでも、今年は私自身は参加しないにしても障害のある息子の施設には寄付として今年も10万円を納めさせていただき、忘年会費の「足し」という形で一年の労に報いたいと思っています。大変失礼な話なのですが、国は障害のある人達を一年中助けてくれている先生方に対する給料のもとになる支払いを物凄く絞っていて、薄給としか呼べないレベルのお金しか払いません。

国家のレベルというのは弱い人々に対するお金を使う能力の差そのものだと常々思っている私ですが、一番下の部分でいろいろと汗を掻いているこの先生方や補助の方々には国も自治体もお金を使う余裕は本当に無いのです。

どっかの会社の社長や国会議員を務めた人間に勲章や賞状を渡す金と暇は有っても、こういった人達に陽の光が当たる事は滅多な事では無いのです。葬式に飾る勲章や賞状なんぞをしょうもない連中に散らす時間があったらもっとやるべき事は有るやろ?と私は何時も怒っているんですけどね。

所詮はごまめの歯ぎしりレベルです。

2024年11月18日月曜日

やった~!斎藤前兵庫県知事再選w

さすがは兵庫県民。

充分にネットとダンスしたようです。出てきた対立候補の乱立具合を見てこういう結果になるだろうなと密かに期待していたのですが、ちゃんと兵庫県民勝手連の皆さんが兵庫を別の高みに導いてくださったようです。^^

N党のいつものお騒がせトンデモ野郎のアイツが大量の投稿を行っていたようですが、大量の再生回数を稼いでいた様で、おめでたい事です。そもそも斎藤前知事の問題はパワハラ云々もさること乍ら、(後に死亡した)県民局長の男性が配布したとされてますけど、その時に県から三か月の停職処分を受けたことに対してその中立性が担保されていないとして百条委員会を設置して調査を始めた訳です。

橋本さんも言っていたんですが、この手の「県知事である自分に対する疑惑」への対応として①文書を後期通報窓口に渡して担当者を委縮させないようにコメントを控える
②自ら文書の作成者を探す
という選択が有り得ると発言しています。

つまり、県のトップであり権力者である己を告発するペーパーは十分に「公益通報」である可能性を含む訳ですから、それを副知事と幹部が一体となって組織に指示して犯人潰しに行ったという拭い難い権力の濫用こそが恐るべき間違いだった事実であった訳です。

ここだけは揺るがし難い事実であり、権力を持つ者が間違えた恐ろしい真実。

権力者としての最低の行為は直接の指示によるこういった行為であって、私的に使用されたパソコンの内容を隠匿する為に知事のパワハラを刺したという事であたかも権力濫用の事実は二の次の話題に落とされて、選挙期間中に「腐った兵庫県庁の組織とその陰謀の犠牲になった斎藤」という単純化された構図に色の塗り替えがされた訳です。

全体の半数にも行かぬ45%の得票で再度元の鞘に収まった訳ですが、果たしてあれだけ出されたパワハラ・アンケートの結果は嘘だらけだったんでしょうか?

まあ、私には特に仕事が出来る訳でもない、何かしたい訳でもない東大卒のフツーのパワー大好きオッサンに再度の勘違いをさせただけ…にしか見えないんですけどね。コレって意外と兵庫の外に居る人のフツーの選挙戦の結果の見え方にはなってないのかな。

兵庫県知事選。ネットを視てモノの見方を「判り易く」単純化させて人を囲い込んでいく。どっかの国の大統領選と一緒だな~と微笑ましくなりました。w

2024年11月17日日曜日

靖国神社参りとか

朝ははよからベッドの下段の「顔の見えない誰か」がゴソゴソしていた所為で5時に一旦目が覚めてしまいました。

そもそも二段ベッドが金属製のフレームでしたので、ちょっとでも床から起き上がって朝の準備をするだけでキコキコ忙しないきしみ音が鳴るのでした。実際、下の「誰か」が去った後再び私は眠りに陥り次に目が覚めたのは8時ちょっと前でした。

私自身もそこで直ぐに起き上がりシャワーを浴びて今日の行動の準備です。ササッと荷物をまとめて一回へ下りました。トーストを焼いてバターを塗り、ブルーベリー・ジャムを乗っけてかじりつつ、淹れたての紅茶を飲みながら胃袋を満たしました。

直ぐにカード・キーを返却して本日の行動を開始。折角東京に出てきたのであればいろいろと東京の面白げな所を巡るのが私の愉しみです。今日は昨日から狙いを定めていた場所を数か所まわります。先ずは生まれて一度も行った事のないアノ靖国神社。

九段下を通り過ぎて靖国通りの歩道橋を渡るとあっと言う間に靖国神社の入り口。
超巨大な鳥居。
別の場所で見つけた説明書きを読むと理論上は1300年ほど立ち続けるとの事!( ゚Д゚)
ココが何時も中国に難癖をつけられる神社の入り口です。
境内にアプローチする途中で黒尽くめのスーツの男達が街宣車の周りに集まっていました。w まあ、そういう人達が居てもおかしくは無いですわな。しかし、それを見て英霊達はどう思われるのかという事をふと考えてしまいました。
さらに奥に進んで行くと境内がすぐそこに!
二礼二拍手一礼し、手短に参拝。何も考えず一言、心の中で「有難うございました!」と呟きました。そのあと遊就館に行こうと思ったところ…。
まさに「ガーン」でした。しかも今日から!
あああああ、と声にならない声を心の中であげながらも「ま、仕方ない」と諦めて次へ移動するなかで、靖国の中の御土産屋やさりげない展示物などをコソコソと見ていたらすぐ脇にあの有名な暁星中学・高等学校が脇にある事に気づきました。そこの入り口を通って次の場所へ移動。
ここは昨日知り合ったもう一人の人物に「ここは行く価値があります」と言われて来てみました。実際、中に入ってみると戦争で当然の様に発生する戦傷病者の様々な苦悩が「息遣いが聞こえてくれるレベルの現実」として展示されていました。偶々だったのですが、入り口の所にシベリア抑留者として生き残って帰ってきた方の息子さんが亡くなった親父さんの出征時の幟やゲートルその他の貴重な品々を資料館の方々に寄贈して目録を作っているところでした。

この方々に展示物の脇でいろいろと話を聞く機会があったのですが、この爺さんは日米の砲弾の到達距離や威力の差を開戦初期から熟知していて「これで勝てというのが無理。この戦争は負ける」と最初から家族の中では呟いていたんだそうです…。

一時間以上ここには居たのですが、改めて戦争というのは人間の幸せを完全に叩き壊す過程なのだという事を再確認した次第でした。水木しげるの展示物もあって、その中に「ヒットラーさん」という漫画があったのが印象に残りました。

ここを出て次に向かったのは目黒寄生虫館。昔から名前は知っていたところでしたが、ここは行かねば男が廃ると突撃。
そもそもここの設立者である「亀谷了」先生は私の母校の大先輩。寄生虫学の世界的権威で偉人中の偉人です。中に入ると私の大好きな世界が待っておりました。
これはある先生の記された寄生虫学の世界的に有名な古典の下書き原稿。
恐ろし舗殿加筆訂正が繰り返されています。
寄生虫の標本が山のように展示されていて、昔の寄生虫学の授業を思い出して懐かしくなってしまいました。ロマンがありますね~こういう世界は。^^ 寄生虫学はまだまだ研究する世界は山の様に残っているなと思いました。所謂ブルーオーシャン戦略が使える世界ですね~。

終わって外に出たら何だか縁日風に大量の屋台が出張っていました。何かと思えば酉の市との事。あとで調べてみると、目黒寄生虫館は大鳥神社というところの真隣に建っていました。今日は二の酉の日という事でしたが、下の写真の様にあちこちで買い物成立後に一本締で祝っていました。
ココから後は生まれて初めての東京バス体験。前から乗って後ろから降りるのですが、東京駅南口まで一直線です。慶応大学の前や白金台などという田舎者でも知っている場所を経由してSuicaで楽に移。。バスはバスで楽ちんですな。コレもアリかも。^^

東京駅ではラーメンでもと思っていたら、並んでいる人間が多すぎて急遽中止。コンビニに寄っておにぎり二個と豚まんとお茶を買って駅の外に出て一人飯を愉しみました。五時きっかりののぞみに乗って名古屋へ一直線。

家に帰り着いてホッとした私でした。今度東京行ったら何を観ようかな?

2024年11月16日土曜日

これでタダとか有り得ない

今日は日本武道館に行って参りました。

目的はただ一つ。自衛隊音楽祭2024「音」に出席する為です。最初は全くこの行事自体の存在も知らなかったのですが、毎年やっているそうで日米合同+同盟国から一か国が招待されて合同演奏というのが毎年の平均パターンなんだそうです。

この存在を教えて頂いたのは何時も歌舞伎の事を手取り足取り教えてくれる東京の方。今回はこの方の友人の分も含めて3人分一組で申し込みをする事になりました。私のクジ運というのはほぼ最低レベルでして、日常のあらゆるシーンで人知を超えたツキの無さを誇ります。w

今回は相手方の歌舞伎の先生から「宜しかったら私達の名前を書き込んで応募して頂けませんか?」とのリクエスト。私自身は二つ返事で「ハイハイ、じゃお名前二人分教えてください」との返事と共に応募しておきました。そもそも当たる筈もないや~とは思いつつも当たらなかったら申し訳ないなという程度の気持ちでした。己のクジ運の事も予め伝えていたのですが、その発表がなされ始めているという事をXで見つけたその歌舞伎の先生が、メールをチェックし始めてみてと言われたその日に当選の通知!有り得ませんがラッキーでした。そのあと、五月雨式に三人分の入場券がメールで送られてきました。

さて、新幹線に乗って安宿の九段下の直ぐ傍にあるホステルへチェックイン。すぐ近くにあるあの有名な九段会館を左手に見ながら昭和館というビルを過ぎるとすぐにあのサンプラザ中野の歌で有名な玉ねぎを頭に抱く武道館が見えてきました。
生まれて初めて中に入るとまたまた巨大なドーム内の構造物。開演の二時間も前の三時半に待ち合わせて久しぶりの歌舞伎の先生との再会。暫くしてその友人も集合となりました。
ココでいろいろなコンサートや大会が行われてきたのかと思うとちょっと胸アツでした。
さて、開演時間になるといきなり会場が暗くなり第一章の幕開け。
先ずはパリ・オリンピックに出た三人の自衛隊の銀メダリスト。
近代五種、レスリング、柔道団体だったかな?若々しい!当然ですが。w
そして出て来るドリルの素晴らしい出来具合い、更に自衛隊、そして沖縄の海兵隊、そしてヨルダン軍楽隊の勇ましい演奏と次々素晴らしい演奏が続いて出て来ます。
これは3軍+海兵隊での合同演奏。コレも良かった!
そして、三軍それぞれに有名な自衛隊の歌姫たちが登場して歌ってくれましたが陸の歌姫が一番声が出ていた気がしました。
恐らく一番有名な歌姫さんですね
途中歌姫三人衆から「スマホのライトを振って」と言われて会場は幻想的に!
そしてその後は恒例の色々な自衛隊基地からの太鼓連が素晴らしい迫力の出しもの。素晴らしい演奏で鳥肌が立つばかり。物凄い音の波が会場を揺るがしました。
これだけでもお金を払って観る価値のある演奏でした。
最後のほうは皆さんのスマホから投票された最終選考に残った曲が二曲演奏され、更に全員が出てきてグランド・フィナーレ。いやいや、これが無料とか無いですわ。^^

最後は会場周辺に出ていたミリタリー・ショップに行って取りあえずはデジタル迷彩の海自のタオルを買いました。本当はTシャツも欲しかったのですが、サイズ無し…。残念でした。

夕食は近場の焼鳥屋とBARに行って12時直前まで飲み食いしていました。夜はbunk bedの上の段でスコッと寝落ちしました。

2024年11月15日金曜日

9連勝!

やっぱ日本の野球は底が固いですね。

昨日は原駅の傍にある鉄板焼き屋に行きました。最初は何時もの覚王山で呑もうと考えていたんですが、出かける直前に嫁さんに「また覚王山?」と尋ねられて、ふと「そう言えば今日はちょっと風向き換えて別の所にすっか」という気持ちが頭の中を過りました。

しかも、頭の片隅から(確か今日は野球かサッカーのナショナル・チームの良い試合があったはず~)という情報があやふや乍らも流れ出してきました。

そうなるとネットで一発。そのどちらもが同じ日に試合です。一方は韓国戦。もう一方はアウェイでのインドネシア戦という充実ぶりでしたから視ない訳にはいきません。日韓の野球対決というのは親父達の世代から因縁が絡みつくようなゲームばっかりで、あのイチローをして「千年発言」が出て来るような国同士の心理的代理戦争みたいなところがありますんでね。w

一方サッカーのインドネシアの方はオランダ人の血が混ざった連中をインドネシアに帰化させてチームを組みなおしているとはいえ所詮、今の日本の敵で無い事は明白。幾らアウェイだのなんだのという異様な雰囲気があろうともその程度の雰囲気には毎試合慣れっこのヨーロッパ組にしてみれば「屁」でもありませんので、これは視る迄も無いこと。

という訳で、酒を呑みながら小鉢を摘まんで野球を観れるとすれば「てっぱん侍」しか知りません。原駅で降りて店の戸を開けてカウンターに座ると、期待通り広島カープファンの店の親父がきちんとテレビつけて日韓戦を観ていました。w

熱中するあまり作業する手も止まりがちな大将でしたが、それは注文した後の自分も同じ。料理どころではありません。試合の流れを手許のスマホのアマゾン・プライムのネット中継とテレビの画面で眺めながら一喜一憂。

それでも最後には決めるべき人間が期待通り決めて、何の心配も無い素晴らしい結果で日韓戦9連勝を飾ってくれたのでした。大谷も居ない、その他のメジャー級も居ない、確かに素晴らしい面子だけどトップ中のトップとは言えない選手達で構成された日本チームでも十分に勧告を叩きつける強さがある事に安心しました。

寧ろ怖いのはアウェイの台湾ですわな。^^

さて、サッカーの方はというと…4-0という野球のようなスコア。今の日本に対してインドネシアに勝て!というのはちょっと酷というものでしょう。