それは職場に居る働かない人の話。これってどこの職場においても必ずある話で語り尽くされてきた話の一つでもあると思います。恐らくは酒の席ではこの話は格好の酒の席のネタの一つだったのではないかという気もするんですが、私は意外とこの手の話はしたことが有りません。理由は簡単で、もっと沢山他に話す事があるから。
ところで、今日その先生とその件が立ち話になったのは医局で何時もイビキを立てて寝ている先生が居るからなのでした。
患者の持ち数も極端に少ない、患者さん自身も診察ほゞしない、家族への説明もほぼ無し。それでも給料は我々と変わらんよね~という事で、暫くその手の話が続いたのでした。まあ、それでも数分間交わされた二人の間の立ち話の結論は「気にしても仕方ない」というもの。
気にしていたらストレスになるし、気に掛けていろいろその人物に話したところで変わらない人は変わらない。邪魔にならないように距離を置いて、少なくとも自分の仕事はきちんとする事。恐らく長い時間をかけてこういう人物は職場では与えられる仕事の数が減っていくでしょうから、特に気にしても意味が無いという事で話が切り上がりました。そもそも、その人物に給料払っているのは我々では無いので考える事自体意味が無いのですが…。
タルムードの教えでは「愚かな人物には如何なる状況においても関わるな」というようなものがありますが、それは恐らく15世紀後の今においても経験則的に正しいものだと思います。人生は愚かなものと交わるのに時間は余りにも短く、それから逃れる事に割く時間はやはり無駄な時間の集合体でしかないと思うのです。
それ以上に大事なのは己自身がその愚かな人物に数え入れられない事かな、と。そうならない為に自己研鑽と患者さん達に対する真摯な治療、家族さん達に対するケアの継続など大切な、当たり前の仕事を淡々と継続していく事こそが必須なのでしょうね。
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