2013年5月21日火曜日

隣のラボの大学院生が辞めました

隣の基地外ポーランド人ラボに入っていた大学院の学生が6年間の苦闘の末に結局、今日をもって辞めてしまいました。
アメリカのバイオ系の大学院がそう生易しいもので無いことはあちこちで見聞する機会が有るのでご存じの方も多いかと思いますが、実際に自分の周りで院生がギブアップしてしまったというのは初めての経験でした。
実はこの女の子は物凄く意欲的にこのプログラムに取り組んでいたのですが、最大のそして唯一の問題はこの基地外ポーランド人女性がPIをしているラボに入ったことでした。この人が全くその配下にある学生やテクニシャンとコミュニケートしないことでどれほど多くの人間達が多大な被害を被ってきたのかは実際回りにいるディレクターその他は全員知っています。
本当に文字通り、会話を避けるのです、、、。全く、教育者としては完全な不適格者。
それでも、テニュアトラックのせいで、この馬鹿を大学から取り除く事が出来ないのです。
このテニュアトラックという制度、実際の所、我々の大学の若い研究者の間では少なくとも我々の大学では制度の運用法が「オカシイ」と不評です。それは何故かというと、そのテニュアを充てがわれている多くの「老教授連」がテニュアを獲った後に研究レベルの激しい停滞を迎えているということです。そしてその連中の給料は得てして活動的な若手研究者よりもはるかに高く、大学の予算を喰っていること。しかし、彼らを追い出す方法はまず一度なると殆ど無いということ。
もう一つは、その選考過程において一見厳格に見える選考過程が実に学術的な評価とは関係ない過程でその可否が決まっているという「裏の」事情が見えてしまっているからです。
しかし、こんな事を繰り返していると「必ずや」このテニュアトラックという制度は崩壊して別のより競争的システムに置き換わることでしょう。
さて、この女の子も既に34歳となって見かけの若さとは違い、実際には次第に出産や子育ての可能性を検討しなければならないという、「生物学的なタイムリミット」を御主人と考慮する時間が近づいてきていることを涙ながらに話してくれました。
そこで、本人を交えていろいろな将来の可能性を僕と同僚のスコットランド人教授で検討、シミュレートし、本人に提示した後、御主人との話を終えた後十分に決意して結論を出すことをサジェストしました。
そして今日返ってきた長文の返事が「大学院生」としてのチャレンジを中止するというものでした。この内容を書き連ねると、深く長い話しになるので止めますが、本当に教え子に対して責任を取れない人間は教育者と名のるべきではないなと強く思いました。
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