それは年賀状仕舞いをどうするかという事。十年ほど前から終活の一環としてこの「年賀状」を今年を以て終わりにするというものが私のところにも混じりだしたのがそういったことを意識し始めた最初でした。
去年の年賀状の中にも若い世代から「今年で仕舞います」というメッセージが添付されたものが増え始め、特に終活などとは関係なく年賀状というシステム自体がもう終わりに近づいているんだなと強く実感した年でもありました。
ネットで年賀状の配給枚数を調べてみると2004年から2024年の20年間の変化をテーブルでま見ると以下のようになっており、2008年と2009年を除いて毎年減少、2024年は2003年のピークと比べると約3分の1にまで減少しています。
また、2025年用の年賀はがきの当初発行枚数は前年比25%減の10億7,000万枚とされ、前年からの減少率は過去最大。これは年賀状離れが加速していることを雄弁に物語る結果です。さらに別のサイトでの統計を見ると2025年の元旦に配達された年賀郵便物数は4億9100万通で、前年比66.0%の減少率となり、過去5年間で最大の減少率となっていて、時代が進めば進むほどもう年賀状というものは少なくとも紙媒体としては配られないものとなりつつある事が容易に理解できます。
こういった中でも恐らくは年賀状を出し続けるという企業等は残るでしょうし、個人のレベルでも毎年年賀状を認める筆まめな方々も当然残り続けるでしょう。
しかしながら、恐らくは年賀状を受け取ることも出すことも「当たり前」ではなくなり、電子的なやり取りでの「あけおめ」が今世紀の普通になるでしょうね。結婚式で「電報」を使うことで電報が残っているような感じになるのかな。NTTも電報を近々廃止することを去年の段階で発表していますからね。仕方ないです、これだけ種々のメッセージの交換方法が多様化していけば。
表の住所氏名のみならず、裏の文面も絵も全て印刷されたものになってしまっているような味も素っ気もない人工的な年賀状なんて特に嬉しくもなんとも無いですからね。w

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