仕事関連が多いのですが、パーソナルなものも結構引きが強い今年です。巨大なコロナ禍が過ぎ去って、こういう行事が戻ってきましたが、まだまだこの時期にはインフルや新型コロナの感染者が減る気配もない状況。それでも皆その件に関しては忘れ去ったかのように宴会を開きます。私はこの事自体は個人的には良い事だと思っています。
ただし、最近の世論調査などでは若手は仕事に関連した人間との仕事場の外での付き合いには及び腰との当然のような結果が出ているようで、1/3程度の人間しかそういうことをしたくないとのこと。逆に個人同士、気のあった仲間同士の出会いは7割の人達が行きたいという。あまりにも今風のアンケートの当然の帰結という感じで、感想は「そりゃそうだ」程度のもの。
さて、こういった忘年会に対する医師の一般的な反応なんですが、医師の参加するネットのフォーラムを読んでみると、当然のように種々雑多。呼んでもらえるだけ有り難いからなるべく参加するというものもあれば、コロナ禍以降は一切その手の宴会を断り続けてせいせいしているなんて言うのももちろんあります。そもそも歳が上がってきて友達付き合いが億劫になってきている人達の間ではそういう集まりは学会を含めて参加もしたくないなんて言う人達も多いようです。
毎年の忘年会を見ていて思うのですが、人口が減って若者も減って国の活力が失われていく中でこういった忘年会というものも確実に活気を失っていく様子が手に取るようにわかります。そもそも我々の病院でも医師だけが集まる医局忘年会はコロナ禍以降音沙汰自体がなくなりました。
病棟の看護師さんや多職種の人々が集まる忘年会も、参加した人達は若手も含めてなんだか大人しくて我々が以前見ていたような出鱈目な忘年会は無くなりました。まあ、コンプライアンス遵守の掛け声の中では平成の頃のような飲み会したら「即アウト」でしょうから仕方ないですね。
時の移り変わりに連れ、恐らくは公的な忘年会という行事自体が年賀状のように消えていくのではないかと感じるこの頃です。
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