リヤゲートにガッチリと荷物を積み込み済の自分の車を転がして設楽の方へとグリーンロードを一直線に東へ!移動途中の殆どで雪は見当たりませんでしたが、山の中へ入ってくねくねとした道を昇るころになると山の斜面の陰の部分には3日前の水曜日に積もった雪の名残りが見え始めました
道の上もほとんど雪などは観測されず、あるとしても影の多い道の橋のかかった部分のコンクリート程度に雪が見えるだけでした。
目的地に着くと、別荘のオーナーが待って下さっており今日は山の裏は雪がたくさん残っているから薪関連の仕事に集中しましょう。後は焚火で遊びましょうと言われました。裏山に行ってみると写真のような感じで雪で化粧されていました。
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| これらは針葉樹の薪ですね |
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| これはキャンプした側の山を越えた反対側の写真です |
元来たロッジの場所に戻ってこれらの巨大薪?(丸太)を使っての焚火開始。その後に道具置き場の見学やテントの設営などをしました。整然と並べられた小屋の中には種々のマシンや小道具が整然と並べられ、ロッジの持ち主の性格がわかるような整えられ方がされていました。
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| 5台のチェインソー持ちです |
| ブッシュクラフトが出来る未来に向けて準備したナイフ群 |
夕方も5時になるくらいにはとっぷりと日が暮れるという感じになって来て、山の闇の到来の速さに改めて驚くばかりです。わかっていても速く、暗い。暗くなる頃にロッジの持ち主も帰宅され、いよいよ私も一人きりです。周囲数キロ周りは誰も居らず、というのは実際にはキャンプ場でもなかなか無いことであって、ここには家が周囲にあっても人は住んでいない限界超え集落ですから何が起きても私が一人で対応せざるを得ないわけです。
そういう意味でもいろいろと楽しいわけですが、ロッジの中にあるものは一切使わず淡々と生活するというのはなかなか良いものです。(いざというときは逃げ込める場所にも早変わりしますので!)
一人でゴソゴソといろいろな準備をしつつ焚き火を絶やさないように燃やし続けました。明るかったときには余り気が付かなかった丸太の爆ぜる音が漆黒の闇の中に響きます。体が熱くならない位置に座ってじっと炎の揺らぎを見つめている時間は不思議で幸せな時間です。
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| ロッジの端っこに実験的に立てた自分のワンポール・テント。 |
家族や嫁さんには大変申し訳ないけれど、一人の時間は本当に貴重ですね。
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| 幻想的な「どでかい」ファイヤ |
まあ、私もスパゲティを茹でて食べて終わりくらいの心づもりでしたから、ここは二つ返事で了承。山道を走っているとカモシカが飛び出してきたあとそのまま走り去っていきました。
どんぐりの里の脇にあるラーメン屋に入ってにんにくチャーハンとラーメンを食べている時に友人がそこの女将さんに「ここら辺は熊出ますか?」というド直球の質問をしたところ、「出るって聞きますね」というシンプルな回答。私と友人は苦笑いしながら「ほー」と言って相づちをうちました。w
「おたくさん達この辺り?」と聞かれましたので、ちょっと北の方でキャンプしていることを話すと、微妙な顔をされました。ま、当然ですが。
店を出て帰り道に二人でそのことに関していろいろと話しをしながら戻っていきましたが、やっぱり熊を見たら部屋に一目散かな…なんていう話をしながらログハウスに到着。
その後も彼は仕事の後で疲れているはずなのに、数時間も私と一緒に焚き火の前でいろいろな話をしてくれて宵闇の時間を付き合ってくれました。何だか人間として一段落別の世界に入るアップグレードができたように感じたのは私の思い過ごしだったのでしょうか。そして彼も10時頃には闇の中を帰宅していきました。
大量の新規ギヤも確かめられたし、使っている道具も何度も使ううちにその「使用時のコツ」が飲み込めてきました。今回も収穫の多いキャンプでした。
明日の朝から始まる当直に備えて、時折交じる野生動物の声と焚き火の爆ぜる音以外は何もない場所でなるべく早く寝ることにしました。





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