2017年5月20日土曜日

大統領弾劾の予想

巷ではトランプ大統領が弾劾罷免されるかもなどという話が出回っています。

しかし、実際の所この人に対する弾劾が行われるにしてもそれが実現されるまでの道のりは実に長い長いものとなるのはわかっている人の間では当然の話であって、この数ヶ月や一年で結論が出るようなものとは”現時点での証拠”ではとても思えません。

先ず弾劾の決議案自体が提出されるかということもありますし、出されたとしてもそれを議会で多数派を占める共和党が認めるのかということも全く不明ですしね。

現時点で最も大切なのは種々の噂の解明。例えばこのオッサンが先ず持ってロシアと積極的にいろいろな事案に関して関わっていたのか、そしてそれならばどのような案件に関してアメリカの国益に反するような情報が漏れていたのか、そして選挙においてロシア側からのハッキングやソーシャルメディアの操作を含めたコントロールが行われていたのか等々の「多数の証明しなければならない疑惑」がゴロゴロと転がっていることこそが大問題です。

また、これらの案件に関して大統領が解任されたコミー元FBI長官に対して己が捜査対象になっているのかというのを聞いたことと、最終的に解任を通じて口封じを実行した経緯が明らかにされることで、この減らず口を叩き続ける馬鹿オジサンの尻に火をつけることが出来ます。

そこに至るまでの道は上に書き出したことを一つ一つ証明し続ける長い長い道のりであることは明白。結局のところ”もし”このオッサンが大統領を辞めざるを得なくなったとしても、それは罷免される前の辞任になるのではないでしょうか。無論、このオッサンが己に対する世間の世論が恐ろしく冷たいものになったことを自覚して初めてモノになるのでしょうが、問題はそれを自覚する能力に欠ける事。だとすると、逆に事態は延び延びになってアメリカ初の弾劾が成立する可能性がありますね。

多くの人は誤解されているようですが、実際は弾劾決議が出されたアメリカの大統領はたった二人で、第17代アンドリュー・ジョンソン、第42代ビル・クリントンのみです。しかも彼ら二人は最終的には逃げ切っている。ニクソンは上院の弾劾勧告が出た後、下院で同様の勧告が出て正式に裁判が始まる前に辞職しておりますのでね。

というわけで、もしオッサンに決議が出て裁判が始まって罷免されたら「アメリカ初」の辞めさせられる大統領になる可能性が出てきましたね。

ああ、それにしてもこのオッサンのTwitterでのつぶやき。馬鹿発見器という黄金の名称は未だに正しいようです。

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