2017年5月10日水曜日

日本の履歴書

生まれて初めて日本の普通の履歴書というものを書く御手伝いをさせていただきました。

そういえば25年程前に長崎の国立病院に大学院入学前の研修医として入職する時にそういうものを書いたような記憶があったのですが、今回は勉強を教えている看護助手さん達の転職を手伝う中で彼女達の履歴書を準備させていただきました。

今回彼女達に自分の履歴書をまず手書きで準備してもらい、それに私が修正加筆を加えるという形で仕上げさせてもらったのですが、やはり人によっては職歴や資格のところで圧倒的に弱い人がいるな〜と言うのが正直な感想でした。

無論、我々の周囲にいる研究志向のバリバリの医師や生物学者の英文履歴書を見てきた自分にとって履歴書を比べること自体が意味のないことですがやはりそれらに慣れてしまっていると今回の履歴書のスカスカ感がどうしても厳しく感じてしまうのでした。しかし!よく考えずとも、若いころは私も当然のごとく”精々”書けるものといえば医師免許保有と普通自動車免許のみと言う感じで、自著や論文などは一枚も一冊も無く、スカスカでしたので、全く他人のことは言えないと言うただの現実。w

要するに若い人には夢と未来が有るけれど「99.9%の普通の若い人」は殆んど履歴書には何も書くことが無いという当たり前の話なのでした。

ただ、問題なのは日本語の文章。正直、彼女が手書きで誰の校正も無しで直に今回の履歴書を出さなくてよかったと思いました。誤字脱字はまあ私もこのブログで盛大にコンピュータ任せの同音の誤字を書きまくりますので愛嬌とするにしても、自己PRを書いて頂いた時の日本語の文章が「オイオ〜イ!」と言うような文言を連ねる子達がいてこれにはオジサンも思わず苦笑い。

スマホ世代の文章というのは公文書作成という意味では仲々いろいろとアカンものがありました。

取り敢えず”てにをは”のみならず、文章の構成を種々変えて読みやすいものへと変換し、それらを一気にワードで打ち直して誰が読んでも「この人採用したいかも」と思っていただけるような客観的な履歴書へと化粧直しをお手伝いさせて頂きました。それにしても履歴書に写真を貼るってアメリカ的にはやはり有りえん話ですな。

とまれ彼女達の近未来に幸あらんことを!

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