いま私の患者さんの一人に元筋モノの方がおります。
この方と話していると「自分の知らない世界」というものの存在を毎度教えてもらえます。
聞く話聞く話が本当に自分が今まで生きてきた世界とは”全く”異なるものでして、感心したり顎が落ちたり・・・。勿論そのような話には”盛った話”もたくさん入っているのでしょうが、私が聞いた範囲ではそのような感じを全く受けることもなく、淡々と過去の体験を話されます。
筋ものの人間が辿ってきた人生を聞く限りでは、智恵と度胸と実行力がなければとてもとても生きていけないようなお話ばかり。実際、ターゲットの決まった勉強をしておけば問題ない世界で生きてきた私の人生とは対比することさえ許さないような生き方が彼の口から次々と出てきます。
全身にガッツリ入れられた墨。局部には牢獄に入れられていた頃に入れた歯ブラシの削り玉。wなんともかんとも普通の世界に生きてきた人間には目にすることさえ無いようなものばかり。
彼が今、次第次第に体力を付けてきていろいろと戻ってきた暁には更に面白い話が聞けるのではないかと内心では期待しております。この人、実は外に向けては話していないのですが、私には”こっそりと”病棟にいるそれぞれの看護師の評価を話してくれるのが大変おもしろく、他の看護師さん達には話していないのですが毎日愉しんでおります。w
退院の日に私にそのまとめを渡してくれるそうなので、近々の密かな愉しみとしております!!
5 件のコメント:
雨夜の品定めならぬ病床の品定めですね。
あ!美醜じゃなくてお仕事の評価なのかしらん?
あと「歯ブラシの削り玉」っていうのは脱獄用の道具なのでしょうか?
すごい世界ですね~
美醜も仕事もですね。w
このオジサンはもう失うものもありませんから、評価は微細を穿って辛口。
私が伺った各個人の評価は実に的を射ていて(私の普段感じていることとかなりパラレル)あまりにも面白すぎて、とても病棟では話せません。
あと、歯ブラシの削り玉っていうのは歯ブラシの柄を切って長い時間かけて丸めていくんですね。それを楊枝などでぶすっと穴を開けた局部に一個ずつ入れていくんだとか・・・。あるヤーさんの本で読んだことがありましたが、これほどまでに日常的に病院で見るとは思っても見ませんでした。w
遠洋漁業の漁師さんなんかでも入れてる人いましたね。
この話また書きます。w
すみませ~~~ん。
盛大に勘違いしていました。
頭に描いてたのは歯ブラシを削って「ナイフみたい」にした奴でした・・・笑
ちゃんと玉って書いてあるのに。笑
完全に「脱獄用」ぢゃないですね。
突き刺すイメージを持たれていましたか?w
ドラマか何かで歯ブラシをナイフ状に加工するシーンを見たことがありそれが頭にあったので
自作ナイフを局部に沿わせるように隠し持つんだと思い込んでおりました。
(わざわざ「削り玉」って引用してコメントしてたのにねぇ・・・阿呆だわ・・・)
いや~凄い世界ですね。
そんなところにそんなものを埋め込むとは・・・(゚ー゚;Aアセアセ
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