根拠は何?ということで聞いてみました。一応私も医師ですから、診察はしていないもののその疑いが出た根拠を知っておかねばなりません。もしかしたら検診で引っかかったg-SMかPSA値かなと思って聞いてみたのですが、どちらか覚えていないらしく(まあ、無理もありませんがw)その値が5.6という微妙なもの。
たしかに何れにしても、確か正常上限は通常4程度ですから高い方にシフトしていることは確かですが、この検査値自体は擬陽性なども非常に多く高値でも癌でないことも多いし、高くないからといって癌ではないということでもないという意味では病理生検などと併せて判定しないと正解は得られないのです。
要するに非侵襲的な方法としては「参考にはなるが万能とは程遠い」程度の認識を持っています。
実際に私の友人であるインド系アメリカ人の泌尿器科医は「未だに信頼できる前立腺癌の癌抗原は無い」と言い切っております。
まあ、前立腺癌というのは幸いなことに多くの癌の中でも進行していてもそれが命を取ることになることの比較的少ない癌の一つですし、(他には甲状腺癌なども見つかって命が、、、となることが少ない癌ではあります。表面に有るため異常が早期にみつかりやすい事もある。)治療法もホルモン、放射線源の埋め込みその他、幾つかの治療効果の高い選択肢も有ります。
親父にはいろいろな意味で「安心しろ」とは言ってあるのですが、来週の月曜日に確定診断の結果が言い渡されるそうで親父様がどういった反応を見せるのかチョット心配では有ります。後期高齢者となってもまだまだ元気な親父ですが来週の結果はどんな宣託となるのか、、、。
親父のために祈っておきますかって何に祈る?ってこういう時だけ神頼みかよおい!(昨日書いたこととは矛盾してませんかね。w)
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