2014年8月3日日曜日

役に立たない個人情報保護法

役に立たないという意味では個人情報保護法というのは本当に何なんじゃと日頃よく感じます?

この法律が私の眼の前に出てくる時は当然の如く「個人情報保護法でお見せできないんです」と言う言葉と一緒にセットで出てきますが、私自身は思ってたんですけどこの法律が作られる時に本当に一部の保守的日本人の持っている過大な事なかれ主義が炸裂するシーンが有るだろうなと当時から思っていたら案の定、、、。

個人情報保護法とは全く関係ないのに連絡網が作れない、卒業アルバムを作れない、必要な医療情報さえ頑なに拒むただの小心者がワンサカ出てくる始末。法律の名前だけを自分の脳内で解釈して脳内で施行。w
結局、名簿業者は犯罪的あるいは犯罪そのものの手法で相も変わらず名簿を手に入れては必要とする組織に売りさばくという状況で本来の目的は達成されないし、スパイは相も変わらず盗み放題。
実際には「何でもかんでも外に出さない」ことによって本来は必要とされるものは妨害され、必要な物は必要以上の盲目的な過剰反応によって閉じ込められる、、、。現場はたまったものではありません。しかもそれによって情報がうまく遮断されているかといえばベネッセの例を見るまでもなく完全に「然にあらず」状態。

もともとルーツを探れば、人の情報を覗き見るバカ公務員や違法に収集した情報を売りさばく犯罪者なんかを取り締まる効果とともに、もっと個人の情報を大切に取り扱おうという感じで作られたものじゃないかと思うんですが、、、。犯罪者は法律の存在なんてそもそも気にもしてないし、このネットの時代、国外のスパイの連中はこの程度の障壁など苦も無く乗り越えて、盗んで使って人を特定。
一体じゃあ、この「法律は誰のために役に立ってるんでしょう」となってませんかね?残ったのは本来の趣旨に関係ない「形骸化した規制」という法律作りの大好きな官僚の、これまた大好きな規制手段と本来取り締まりたい相手には効かない罰則だけではないかと思うんですけどね、、、。

形つくって魂入れずというこういった状態を放置しておいていいはずもありません。作ったものは絶えず現実に合わせて細かく修正し続けていくのが人の作った法における本筋であるべき運用形態なのでしょうが、通達通達の連発で修正を繰り返すのでは無く本質的な部分で実効性のある罰則規定、さらには「こんな場合は個人情報保護法は適用されない」というような具体例をもっともっと誰にでも解りやすく説明する方法を工夫しなければ罰則に関してはザル、実用においては単なる実生活における妨害因子としての存在で在り続けるだろうと私は考えています。

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