少しづつではあってもやっぱりマシンやシステムの進歩というのは確実に進んでいますね。
それを感じたのが今回病院のラボで購入したTaKaRa-BioのThermal cycler DiceというqPCRマシンでした。
qPCRマシンというのはごく簡単に言ってしまうと遺伝子の発現の様子をRNAレベルで定量化してしまうシステムのことなのですが、RNA抽出、それのcDNA化、そしてそれを使っての遺伝子定量を簡単に行えるシステムです。
アメリカにいた頃はPerkinElmerの7500シリーズを使っていたのですが、実験が走っている途中に操作をするとソフトが停まってしまったり結構不安定なところがありました。
しかし今回使い始めたタカラのシステムの堅牢なこと、、、。当たり前のように何をしても停止したりはしません。
実際にマシンを使いはじめる時にソフトウェアを立ち上げて検討する対象のプライマーやオブジェクトを入力する段階でもやはり時間の経過に伴う「磨き」がかかっており、使いやすさには段違いの進歩が感じられました。
当然のように解析のレベルでもそれは当てはまっておりまして「素晴らしい」の一言でした。
本当に機械やシステムの便利さの進歩というのはとどまるところを知りませんね。
早く、簡便に、正確にそしてその結果を解釈するアシストシステムの進歩。
十年、五十年、百年、、、今我々がやっているようなことは高校生が当然のように授業中にちょろちょろっとやってしまうようなことになるのでしょうし、そうでなければなりませんよね。
アメリカの高校に行ってる娘たちも生物の授業で普通にPCRのことを習って実際に授業で実習もしますからね。
私達の高校生の頃とは雲泥の差ですよ、ほんと。
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