2014年1月31日金曜日

病院の経営と稼働率

私は病院の経営の事などは皆目わからないのでただじっと見ているだけですが、傍から見ていても病院経営というのはその規模の大小にかかわらず大変に難しそうです。

自分が務めている病院は系列にも多くの病院を持っているのですが、その規模は大小様々。ごく小さな内科系の病院もあれば巨大な精神科系の病院もありまして、それぞれの病院の形態と規模によって運営の方法も当然変わるでしょうから、それらを統括して運営することの大変さは多分想像を絶するような複雑さがあるんだろうなと思います。

雇用されている人間もひとつの病院で数百人居るところもあれば数十人規模で運営しているところもあり、経営のノウハウも科ごとに違うのだと思いますが、なかでも経営者側から見て大切だろうと思える数字は病棟の稼働率と外来の患者さんの数。実際に毎月回覧されてくる病院内の各病棟のベッド稼働率と各患者さんの平均滞在日数のデータが流れてきます。

こういう数字というのは単純に「そうだ」と信じることはなかなかいかないもので、裏も表もトリックや各科の事情が散りばめられた上の数字ですから、この表面に突き出た数字だけを見てその後の判断を行うと水面上の氷山のトップの部分だけを見てその下に隠れた氷山の巨大さを理解できないということになりますので、その解析には極めて慎重かつ繊細なステップを踏む必要があるはずです。

このような「病院経営」がされるなかで、私の方は単なる給与所得者ですから病院が破綻しない限り真摯に診療にあたっていれば済むのですが、数字や稼働率に一喜一憂しながら経営をする側の理事の方達とか一言「大変だな、、、」と思います。

超高齢化とそれに伴う国民医療費の増大という事実の板挟みの間でこれからさらに難しい舵取りを問われる病院経営者。見ているこちらが気の毒になるようなストレスがあるのでしょうね。

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