大きな組織、大きな建物、長い歴史には必ず日々積み重ねられていく人々の仕事の中から出てくる変わった話、不思議な話、面白い話、とてつもない話が染みこんでいきます。
私自身もいろいろな組織に属してきましたが、大学という高等教育機関に限らず、病院、そして研究機関においてもやがて「その当事者が誰であったかもわからないような」昔語りの物語として様々な伝説が生まれては消えていくようです。
我々がN歳代の頃には誰もが知っていたようなある組織の伝説が二十年も経って世代が入れ替わるともうほとんど誰も知らない覚えていない、そして知っている人も話す機会が無くなり消えていく話がそのほとんどでもあるにも関わらず、その中でもさらに選りすぐりのもの?として残っていく信じられないような話、不思議な話、笑い話があるものです。しかし、そういった多くの話の中でも「特定の話」が人の噂話の山が積まれた俎上でセレクションを受ける過程というのはどんなメカニズムが働くのか、実は「人の心の不思議を知る」という意味で興味はあります。
とは言え、自らがそんな長く残るような「組織の伝説」になるようなことは出来得ることなら避けたいものです。何となればその手の「長く残る伝説」の多くは多くの場合、過激でネガティブな失敗談やその人の人生の転機となるレベルの大間違いが間違いなく多く、どちらかと言うと「栄誉」「名誉」系の話は皆無ですから。w
大事故絡み、男と女の様々な事、怪奇幽霊譚、とんでもない輩のとんでもない行動、酒絡みの武勇伝等々数え上げたらきりがないほどのいろいろな出来事に関する「お話」を今まで聞いてきましたが、そういった話を全て聞いた上で思うのはやっぱ「人間の絡んだ話」に勝る話は無いな〜、と言うことでしょうか。
これからもいろいろな話が真偽を問わず生み出され人の口から耳へと次々に伝わっていくのでしょうが、なるべくなら自分の存在は組織内で伝説になって欲しくないな〜と独り思うのでした。
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