2012年3月17日土曜日

NIHへ、そして日本人の方々と

久しぶりに今日はNIHへ行った。
目的はある新進気鋭の日本人PIの方のlymphangiogenesisに関するデータを見せていただくことと、その周辺の発見、知見に関する総説を伺うため。更には日本人ポスドク達の主催する金曜会というNIH内のミーティングと懇親会に参加すること等だった。
予想通り、その日本人PIの研究のコンテンツは素晴らしい物で、ラボと予算の規模、そして何よりもスマートなアイデアに感心させられるばかりだった。こういうラボをNIHに持てたらいいなと夢想するばかり。また、もう一人の腎臓の機能異常をあらわす遺伝子の異常を研究されている日本人研究者の実験室も訪問させていただいた。
こちらも、ある腎臓研究では有名な大ボスのもとで素晴らしくクリアカットな研究成果を出されているスタッフサイエンティストである。研究室の端っこには、邦貨換算で一台二千万円するという50センチ四方の大きさの高価な機械その他が所狭しと並べられ、NIHの力を久しぶりに見せつけられた思いだった。
金曜会の話も大変お面白かったです。また、夜の懇親会でも旧友とも会い旧交を温めることが出来ました。それにしてもいろいろと職業や研究分野の違う人の話を短時間で聞けるこういう懇親会はなかなか良いもんだなと思うと共に、日本人も以前より減ったとは言え、地方にある我々の大学などとは比べるべくもない数の日本人コミュニティーがあることを再確認しました。最後に気づいたんですが、今回、意外と京大卒の人がNIH内で多いことに気づきました。同じ学部で違う卒業年でかつ近くで働いているのに話す機会がなくて単純にすれ違っていたり、、、。人的交流の活性化という意味ではこういう懇親会は結構良いもんですね。 家に帰り着いたのは午前二時過ぎでした。疲れた。
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