それは生活保護の人にもきちんとエアコン用のお金が支給されるという事でした。金額は~というと現時点で67,000円。正直な所、これでは中古のエアコンしか買えないとの事でした。まあ、そうですよね。
実際このお婆ちゃん、猛烈に質素な生活をされているんですがそれでもお金をセーブして血圧計を買ったりする事も出来ないほどカツカツの生活。実際には雀荘で何十年も真面目にママさんとして働き、国民年金もきちんと払っていたのですが、実際に退職するとその何十年の納付も雀の涙ほどの支払額でしかありません。結局はいろいろと無理なのです。
そしてこのお婆ちゃんの話を聞いたところでは、暫く前までは生保受給者はエアコンを家につける事も罷りならぬ!と言われていたといいますから、まさに「熱中症で死ね」というのに等しい所業。いくらなんでも酷すぎです。
まあ、同じ感じで今の時代は未だに「車を所有する事」は罷りならぬといわれていますが、これとてよく考えたら移動の手段や車を使って仕事を受けようという生保受給者の手足を縛るのと一緒ですから、本来はコレも許すべきだと思うんですけどね。
いつも思う基本的な疑問は、なんで生保受給者を自治体は「生かさず殺さず」状態に置きたがるのかという事が本当に理解できません。
積極的に動ける状態に持って行って、困窮状態から抜け出せるのであればそれで良し、逆に抜け出せないような人達はそもそも車を運転したり、買ったり出来ない、車にガソリンを入れられないようなレベルの生活環境なんだというのが彼らの多くのデフォルト。
巷間言われるような密かに贅沢な環境をして遊びまわっている少数の働かないクズ達の糞所業を拡大解釈して、保護費の受給者を悪人扱いするのは正に十把一絡げと言うべき明確な間違いだと思います。
人は自分の目線の高さでしか物事を判断出来ません。下衆の勘繰りという言葉がありますが、己が下衆にならないように注意したいものです。
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