やっぱり世界的にもトップの中のトップの軍団の一角である韓国のプロ棋士イ・セドルを三タテで追い込んで四回目にはイ・プロの神の一手で逆転を許したグーグルのalphaGoの登場はAIの強さがこう言ったゲームにおいて恐ろしい読みをする所まで来ていることを完全に”結果”として遺した歴史的転換点になったと思います。
オセロや将棋と違って碁は、、、と言われていたにもかかわらず、アッという間、それこそ本当にアッという間にやってきた運命の瞬間。シンギュラーポイントはいきなりでしたね。
なんたってこのイ・セドル九段は日本であ7大タイトルを独占している怪物井山裕太プロに勝った男!如何なる意味においても”弱い”などという要素がある訳が有りません。言ってみれば生身の地球人代表と言っても良いレベルで実際に呼び名は「囲碁界の魔王」。
それがいともあっさりと・・・。
これに関する最も優れた一般向けの概念解説は私はこの記事だと思っているのですが、この四局目のセドル氏の割込みの1手は今後も長く語り継がれるであろう「神の一手」として残るものでしょう。
大体世界中のプロ棋士がその一手が打たれた瞬間「???」となってしまうほどのもで、retrospectiveに”後になって”皆から「神の一手」と呼ばれているほどの難解さ。結局alphaGoもこれから8手先まで己の間違いに気付かぬほど。
この一撃に関する他の人達の感想はここにありますが、やはり人類でここに打ち込めたのは彼一人っぽいですね。この人を人類代表に選んでおいてよかった。w
しかし、世界中のプロがalphaGoが打ってくる1手1手を「解説できずに申し訳ない、理解できない」と正直に言っている所が恐ろしいです。いわゆる人が営々として築いてきた「定石」がデータと膨大な推論によって破壊されていくのを為す術もなく見守るしか無い”慄き(おののき)”がありますよね。
AI側が前局で打ってきた手に関しても中国のトップが「中韓日の1,300人のプロであれば誰一人として置かないであろう場所に打ってきた」そしてAIに勝たれたことに計り知れない衝撃を受けている事を包み隠さず話していたことに私も・・・となってしまいました。
こうやって病因の推論に関しては医療もすぐにAIが大きく割り込んでくることでしょう。
これは絶対に間違いないです!2020年まではかからないでしょう。IBMがガンガンやっているらしいですから、あのDeepBlueの二の舞いでしょうね。
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