2015年5月5日火曜日

インチキ医学情報

何事も情報は正しく探し正しく受け取らなければなりませんが、もともと誤った情報が多かったり、それが権威あるところから発せられたものであるときは特に探す側にとってはノイズが増える分「質が悪い」としか言いようがありません。

特に、病を得てその治療法を求めて不安に駆られている人に対して「権威」の名のもとに嘘の情報を流すような連中は厳しく「種々の方法で」罰する必要があると思うのですが、それはまた別の大きな問題ですから今は書かないことにしますが、酷いもんです。
実際にネットを探してみるとこの手の「インチキ」医学情報はありとあらゆる場所に溢れています。

頭のおかしいレベルのものや宗教関係者が発するものはまずまともな判断力のある人なら無視できるとしても、医師や医学博士(医師では無い)の名前のもとに「それらしい」似非科学を散りばめて出された嘘は「権威」がその嘘を隠す衣として使われるためその嘘を医学教育を受けていない人が見破るのは時として大変困難かと思われます。

有名なのは元KO大学に在籍した某Kなんていう輩ですが、実際に私のところにこのキチガイドクターの書いた本をネットで見つけた方が入院してきました。
挙句、その言説に騙され充分にレスキュー可能であった超早期の食道癌のオペを受けるチャンスを逃し、現在原発巣の拡大による種々の障害に悩まされています。

その患者さんが本当にベッドの上で苦しみながら、当時の自らの選択を深い後悔とともに語られる姿を見ていると本当にふつふつと静かにドス黒い怒りがこみ上げてきます。一体全体この人をこうやって苦しめているのはこのKという斯界では有名な嘘つき野郎なのですが今もクソのような本を書き続けているようです。

こまあ、大変なキチガイですから多分医学部の中でもタダの鼻つまみ者でホトホト困った輩という感じで誰も触れず、蹴りだすこともとも出来なかったのでしょうが、その社会的責任はアメリカだったら物凄い訴訟の対象だと思います。

こういった人間に騙されることのないように正しい情報がもっと前面に押し出されるようなネット検索結果が広がって欲しいなと切に望みます。

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