内宮訪問の前にあるのは一大イベントおかげ横丁参りです。
なんとここはあの赤服が再現している明治期のおかげ参りの町並みらしく、電線等も全く無い上に銀行なども完全に古民家風に作られている素晴らしい場所でした。小腹満たしとおみやげの品を買い揃えるのにこんなに良い所はありませんな。
さて、この後は内宮に移動して同じようにつぶさに観察ですが、こちらは橋の上を右側通行で渡ります。そうです、あの宇治橋です。更には五十鈴川へと行って神のおはします聖なる所へと近づいていきます。面白かったのは一緒に行ったアメリカ人の友人で、我々と同じように境内を出入りする時に我々に倣って一礼をしておりました。
成る程、、、と私自身が感じ入るものがありました。
やっぱり、ローマに行ったらローマ人の真似をするのが一番です。私もバチカンに行った時には現地のカトリックの行いに己を合わせた経験があります。
内宮のほうが歴史は確か500年ほど古かったような記憶があるのですが、どうだったかな。
とりあえず、この内宮の方も、鰹木その他の一部が微妙に変えてあってその差を細かく見れば面白い発見が幾つもありますが、そこは心のなかで一つ一つ見ながら留めておく事にしました。かのトインビー博士も訪れたこの御伊勢様に私も立っているのかと思うと、なんとなく嬉しかったですね。
この伊勢神宮では年間に1500回ほどの神事が執り行われているということで、誠にその手間暇と伝統へのこだわりを考えると、物凄いものを感じます。だって、1500回x1500年ですからね・・・。まあ、最初から1500では無かったのでしょうが、日本人のもつ様式への拘りを見るにつけ、やはり日本人にはDNAのレベルで物事を細かく仕上げていくという何かが組み込まれていると感じざるを得ませんでしたよ。
特別参拝をするようなカッコはして行きませんでしたので、結局、玉垣の外までで我々のアプローチは終わりましたが、日本の宗教のルーツに触れたことで特別な感慨を持ちました。
やっぱりこういうところは俗化してほしくないところの一つですね。
御夫妻とはこのあとどこかで食べた後別れようということになったのですが、伊勢の市内を回ったところで本当にファミレスのようなものが一つもなくて仰天しました。w 聖なる地には俗なるもの要りませんか。
最後には最初に出会った伊勢市駅でハグをしてお別れしましたが、実に相変わらず気持ちのいいサッパリした御夫妻でした。またシスコで再会したいなと心に強く感じた今日のお伊勢参りでした。
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