2015年5月19日火曜日

松坂屋で長崎の大物産展

私の故郷の一つである長崎から「社長」と「会長」が商売のために名古屋に出てきました。

「社長「会長」と私が読んでいるのは、単に大学の頃お世話になっていた唐木家具屋の豪快な社長とその奥さんなのですが、損得なしで色々とお世話になった方で、私達学生にカネがないときはとりあえず仕事も無しで「寿司を食いに来い」とか、無理に仕事を作って「宣伝カー」を走り回らせて私達に小遣いをくれたりとか本当にそういう親以上に学生のことを考えてくれた方でした。

なんでも、ほぼ毎年名古屋、池袋、仙台その他の都市に出向いてはこの手の大きな百貨店などで開かれる「九州大物産展」とか「長崎大物産展」等という催し物に出てきてお金を持っている大都市の上顧客にいろいろと買っていただくんだそうです。

やっぱり、九州の田舎と違ってお金を持っている人の数が圧倒的に違うというのは「都会」における単なる事実ですからこの点は議論するまでもないのですが、社長に言わせると十倍以上売れる。しかも高いものが、ということでした。

とりあえずその日の展示の終了時間まで待って松坂屋の外に社長が降りてくるのを待って、奥さんも連れ立って近くのカニ本家に入っていってしこたま話してしこたま食いました。(未だ夜の八時というのにもうズワイガニの盛り合わせが無いとかどういうことか!と社長大憤慨。w)まあ、ココの若い女の子の店員が(綺麗ではあったのですが)店員としての教育レベルの低い子で、いろいろと細かい所作や客あしらいが下手くそで接客を受けているこっちがガックリするようなところが多かったのが残念でしたが、とりあえず腹は満たしてそこを出ました。

その女の子の教育がなっとらんし、ズワイガニが〜!ということで、もうココには二度と来ないなどと言っておりましたが、会長さんは「また始まった」程度の受け流しでした。w
実はココを出た時に金をバンと払うつもりだったのに・・・「しょんべんついでにお支払い作戦」を受けて私は赤っ恥でした。何だか己の未熟さにガックリでしたよ、ほんとに。ちょっと油断してたらこの体たらく。仕方ないので次の店で餃子とビールを追加で食べましたが、雀の涙程度の支払いで、憤懣遣る方無しでした。

しょうがないので、今度は長崎に向けて名古屋名物詰め合わせ爆弾を送り込もうと思っています。
最後は泊まっている近くのホテルでアメリカ式のハグと握手。二人は照れながらも何度も何度もハグを返してくれましたよ。別れるときはちょっと泣きそうでした。長崎に帰った時には田舎の漁港に言って皆で新鮮すぎるほどの刺し身を食うことを誓った今晩の私。

親以上に世話になった方々との二十年ぶりの邂逅。本当にお互い屈託なくくつろげることの素晴らしさを堪能した名古屋の夜でした。どうやったら恩を返せるか、、、。また悩みが増えました。

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