今日は朝から伯母さんの葬儀へ。
親父達両親と連れ立って葬儀会場に行くと暫くして浄土宗の坊さんが登場して読経を始めました。
確か親父の家は浄土真宗だったはずだが?と思いつつも特に聞くこともなくやり過ごしました。(因みに母方は宮崎の田舎では珍しい宗派である臨済宗。)その後、暫くしてお別れのために飾ってある花々を手折りながら伯母さんの体の脇に埋めていきました。
その脇には更に温泉特集のるるぶがそっと置かれました。親父は特にこの姉には小さい頃から世話になったという意識があったようで、もう出棺の直前まで本当にポロポロと大粒の涙を流していました。
出棺した後を皆で付いて行き荼毘に付したわけですが、火葬場に行くのは実に久しぶりの経験でした。
日本に長くいなかったせいで、葬儀に参列することがあってもそれはアメリカというパターンばかりでしたので、本当に二十年ぶり以上だったでしょうか。
宮崎の田舎の火葬場がどんなところかと考えていましたが、実にきれいなところでした。中に入ると焼く為のシステムが12台ズラリと並んでいました。驚くことにその内の9台がまさに「今」ゴンゴンと遺体を焼いている最中でしたので、驚きました。それが平常なのかもしれませんが、やはり亡くなる方というのは近年増えているのかな〜?等とぼんやりと考えてしまった次第です。
システムの中に伯母の遺体が入れられた後、娘と孫娘達の計三人が同時にスイッチをいれるとゴーッという音がして最後の別れとなりました。皆が合掌拝礼してお見送りしました。やはり、人の最後を見送るのはつらいものです。
それぞれの焼き窯の前には亡くなられた方の御遺影が置かれていましたので、今焼かれている方々の生前の御顔というのが忍ばれましたが、やはり親族の方々にとってはかけがえのないお爺ちゃんお婆ちゃんだったのでしょうね。
その御遺影の中に少なくとも私が見た中では若い方の写真がなかったのがせめてもの救いだったと思います。やはり人が亡くなるのは天寿全う、しかも、子が親を追い越さない!という事が大事ですから、、、。
お焼が終わった後は親族が皆集まり、お骨を拾う為の特別に長い箸を持ち、最初の骨はまず下肢の方から集めていき、その骨を箸と箸で受け渡すという儀式で始まりました。(こういう事があるから箸と箸で食べ物を受け渡すと雷を落とされるのです!)次第に上半身へ行き最後は頭蓋骨を蓋のように掻き集めて骨壷に収めました。たしか喉仏は最後に頭の骨でフタをする直前に集めた骨の中に窪みを作って入れていたような?チョット見ていなかったのでハッキリしませんが。
最後に上蓋をはめて骨壷を収める箱に入れた後、火葬場を後にしました。この後、市内のお寺へ行って読経をあげて頂いた後、そこの坊さんから茶菓子を接待されて終わりました。
伯母さん、きっと今頃五年前に亡くなった御主人の所へ行って仲良く夫婦水入らずでこの五年間の間の話でもしてるんかな・・・。
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