昨日に引き続き一日中具合が悪く、家で寝ていました。
目が覚めた時には本を読むという実に長い間無かったパターンで本を読むことにしました。ベッドの中で横になりながら読んだ本は先日実家から送ってもらった「海賊とよばれた男 上・下」です。
一旦読み始めたら、余りの面白さにやめられなくなってしまい、逆に目が疲れるのを強く自覚する始末。療養になっているのか甚だ疑問でしたが、、、。なんだか読んでいるうちにズンズンと引きこまれていき、途中で目頭が熱くなるようなシーンや胸躍るシーンが随所に有るため、トイレに行ったりシャワーを浴びる際にも本を片手に行く始末。
久し振りに次々とページを捲りたくなる本との邂逅となりました。
今までで最も興奮して読んだ本は高校時代に読んだ吉川英治の宮本武蔵でしたが、それとはまた違ったタイプの興奮でしたね。
この前、永遠の0で読んだ興奮とおんなじ感じがしたのですが、間抜けなことに作者が全く同じ人だということを嫁さんに笑われて気づいた次第です。orz
実はこれに気づいたのは作者のちょっとしたイタズラの部分が発端でして、満州鉄道関連の仕事で大陸に渡った鐵造の所に舞い降りた新型戦闘機に乗っていた搭乗員が「宮部」というところに引っかかったためでした。「永遠の0」の編隊長は確か、、、宮部って言ったよね?というのが頭の端に残っていたため、本棚に有るその本をペラペラと捲ってみたところ、やっぱり「宮部」という名前で出ていたので一人で「オオーー」等と言っていたら隣に居た嫁さんから「おんなじ百田サンが書いた本って知らんかったん?」と当然のように言われ、思わず「あ、そう?、、、orz」と、ショボーンとなってしまいました。
それにしても、信念に生き、その信念を支える知己に巡り会えた稀有の人というのはやはり桁違いです。これだけのことを成し遂げる男に付けられる呼び名が有るとしたらそれは一言「サムライ」だろうなと、読みながらつくづく感じました。同じ日本人に生まれて良かったと心から思いました。
生きているうちにこんな凄い人を一目近くで見てみたかったな、とみぞれ混じりの寒空に思う私でした。
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