2013年11月3日日曜日

ボストン出張記・2日目

11時頃にはHotels.com経由で予約していたボストン・コモンのすぐ傍にあるホテルにチェックイン。

余りに早いのでチェックインさせてもらえるか心配だったのですが、受付の女性に笑顔でスンナリ受け容れてもらえましたので、三人で十階まで上がり早速順番に三人ともシャワーを浴びました。
これで疲れが随分ととれて気分サッパリになりましたので、そのまま9時ちょっと過ぎまではベッドの上でのびていました。

我々はそれこそホテルの予約時点では「全く」知らなかったのですが、地元のボストン・レッドソックスがワールドシリーズに勝利してチャンピオンとなったためこの日に偶然我々が彼らの行う優勝パレードを見る機会が発生したということ。なんという幸運!

とりあえず少し時間があったので、あの有名なクインシー・マーケットへと移動して朝の食事を胃袋に詰めることにしました。
二年ほど前に娘の大学訪問でボストンを訪れた時以来久々にやってくたクインシーマーケット。
さすがに時間も早く未だ大道芸などは行われていませんでした。
マーケット脇にある数々のお土産物屋さん。
驚いたことに本物の消防士さん達がチャリティーで帽子やワッペン、シャツなどを売っていました。
活動中の事故などで亡くなられた方々の家族などの支援に使われるファンドの資金集めに使われるのでしょう。
中ではちょうどいい具合にセットアップの終了した店が食べ物を売り始めていましたので、幾つか迷った挙句シーフードのラップを食べてお腹を膨らませました。
マーケットを出た後、周りの警官その他から入ってきた情報によると、優勝パレードはホテルのかなり近くの道を通ることが判ったので、そのルートの一つである市役所前の大広場の道へ出て選手たちの通過を待つことにしました。
ところが、人の集まり具合はこの小さな町の中央部を含めて100万人以上が参加すると広報されていた通りの大混雑で、なかなか厳しい状況での待機になりました。
ビルの壁に吊るされたお祝いのバナー
市役所の前でもギッシリと詰まる人人人、、、。
彼氏から肩車をしてもらい見る「いかにも」のアメリカンスタイル。
前のお姉さんのお尻が目の前に展開するという目のやり場に困る展開に、、、。何とも毛深い背中でした。w
結構な日差しが射す中での待機は、冬のボストンとはいえ結構暑いものがありました。しかも周りの若い兄ちゃんなんかはウイスキーのラッパ飲みをしながらのハイテンション状態。おまけに自分と一緒に来た女の子達と喧嘩まで始める始末。もうメチャクチャです。それでも11時半くらいには地鳴りのような音の接近が選手たちの出現を知らせます。
ダックボートという水陸両用車に乗り込んだ関係者や選手たちがズンズン目の前を通り過ぎていきます。
トラックにそのまま靴の形をかぶせた記念のダシ。
日本人選手二人を載せたダシ。こちら側に田代選手。向こう側に上原選手!!
遂にお目当ての優勝の大殊勲者上原を載せたダシが目の前を通りました。一緒にいたのは田代選手。彼はアメリカからそのキャリアをスタートさせた新種の日本人選手です。
ハーバードへの移動途中に見かけた橋の上で選手を待つファン達。
ダックボートに乗っているからこそ選手たちはそのまま乗り換えずに川の中を進んできます。
暫くしてパレードが全部通り過ぎると、三々五々散っていく多くの人のうねりを掻き分けながら地下鉄の駅へと急ぎます。ハーバードで行われるJSPS主催の会合とUJAのミーティング出席のために12時半までには行かなければなりませんでした。
今まで一度も来たことのなかったハーバードですが、今回は完全にお仕事。まずは入り口に入ってハーバードの彫像の前で記念写真を撮りそのままバイオロジー・ビルへ移動しました。
ハーバード真下の地下鉄駅です。
数々の国際的大学比較で幾つもの分野でトップランクを争うハーバード。
彼の足先に触って運を分けてもらう入学希望者は沢山いるようです。w
調度よい具合に三々五々人が集まり始めた頃に到着し、そのまま会議スタート。JSPSの資金援助を受けて留学している諸君が50人ほど自己紹介を兼ねて、手短に自分の仕事紹介をしました。そのあと、BrandeisのPIである吉田先生とシンシナティのPI佐々木先生のお話。五時過ぎから七時までは皆が別室に移動しての軽食パーティーを行いました。

このあとは本日のメインイベントであるUJAのミーティングが始まりました。議論はN先生がタイピングして完璧に仕上げてくれた問題点と議論の詰まった素案をもとにズンズン進み、終わったのは予定を一時間超えた十時過ぎ。
途中で会議に入ってくださった東大法から派遣されている若手のホープG准教授も法務の専門家としてのアドバイスをして下さり、法律などとは全く縁のない生活を送ってきたド素人の中に鋭い提案を投げ込んでくださったおかげで、決められずに数ヶ月悶々としていた議題がいくつも成立しました。

このあとは皆で歩いてハーバードで有名な若手日本人経営者の営む「夢を語れ」というラーメン屋に移動。物凄く沢山の人が店の前に待っていたのですが、幸運なことに最後のお客さんの団体として受け容れてもらえました。
一杯16ドルの超ボリュームのあるラーメンを必死で掻きこむ「自分との闘い」を行いました。既にラーメン店到着時には沢山の付き出しとビール、ワインで腹のこなれていた私にはギリギリの勝負でしたが、吐き出すこともなく少なくとも具と麺だけはすべて書き込むことに成功し「グッジョブ!」との掛け声は頂きました。w (汁まで完食するとPerfect!と言ってもらえんたんですが、、、。)
20歳ちょっとくらいではないかと思われる物凄く若い経営者のお兄さんでした!
頑張って、将来は自分の夢を店の名前のごとく夢を語ってほしいものです。
とりあえずホテルまで帰って皆シャワーを浴び、そのままバタンキューとなりました。

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