2013年1月9日水曜日

アメリカの文房具には魅力がない

前からずっと思ってることを一つ。
表題にも有るように、この国の文具には面白みや色気というものが全く無いんですね。男の私としては「まあいいか」で済むんですけど、家の娘達はアメリカの文具店と日本の文具店では喜び方が「全く」違います。ディティールにまできちんと細やかな配慮のなされたデザイン、かわいい、きれい、美しいというようなそれぞれの方向性を持たせた色々なペン、ノート、筆箱などで次々と彼女達の購買意欲を刺激していきます。
ですから、日本に行ったときなどは本当に嬉々として文具店の中で長時間の「探検」をしてますね。アメリカの味も素っ気も無い文具からは考えられないような小物達に目がハートマークの状態になってます。アメリカで可愛い系の文具といえばその多くは日本のサンリオのものです。NYに行ったときなど、メインストリートにサンリオショップがどーんと有って、結構な値段のついた可愛らしい小物達が飛ぶように売れていきます。この国にも結構キティーちゃん好きは居りまして、小さなキティーちゃんのバックパックを背負ってる女の子も結構見かけます。(似合ってるかどうかは別ですが!w)
筆記具は日本のものが大変な勢力を持っているようで、大きな文具店やモールの筆記具コーナーではペンテル、サクラ、ゼブラなんかも沢山あります。こっちでは大きな会社のビックのボールペンなどは幾分か書いたあと、インクの塊がペン先にどっぽり貯まるような何時の時代のもん?というような低レベルのものが結構デフォルトだったりします。
やっぱりしつこい、しつこい、呆れるほどのディティールへのコダワリの差が長い時間かけて最終的にはこんな差になってしまったんでしょうか。使用感というか使っているときの言葉に表現しづらいような僅かな質感の差にコダワリそれを低価格で競争させると、びっくりするほど日本人は強いですね。
この魅力の無い文房具を売る巨大なアメリカの文房具市場が存在するからこそ、日本の優秀な文具会社はもっともっとこの国に攻め込んできても良いと思うんですが、、、。明らかに攻めきっていないという気がします。日本のこれらの文具の使い心地の良さを知ったらもっと多くのアメリカ人が指名して買ってくれるような気がするんですけど、そもそもアメリカ人自体があんまり文具にはこだわらないって思ってるのかな?
実用文具にしたって、その堅牢性や、質感等ではバインダーから何からもっともっと日本のものが入り込んできて欲しいなと思うんですけど、夢のまた夢か、、、。
人気ブログランキングへ

0 件のコメント: