親になって一回きりしか出来ない事が有る。それは一人一人の子育て。
何人育てようとそれぞれの子供達がそれぞれ異なったキャラクターを持っているため、どの子を育てる時にも同じように育てるわけにはいかないし、同じようには育たない。つまり、どんな子を育てても、その子に対する子育ては成功しても失敗しても一回きりなのだ。今日は久しぶりに次女を厳しく叱った。何度言っても本当に使ったものや食べたものを片付けないので、カウントダウン方式で今度したらこう、今度したらこうというように猶予を毎回与えながら次第に厳しくしていったのだが今日は最後の叱責を受けてアウト。楽しい事ばかりでその片付けをしない人間はどうなるかという事をしっかりと教えた。(無論、暴力などは一切無しですが。)叱っているこちらの方が辛いのだが、子供にそんな事は伝わるまいと思うし、そんな事は実際に子育てをするまでは解らないと思う。しっかりと社会の中で自立する人間になって貰いたい為の行為では有っても本当に気の遠くなる様な繰り返しの日々だ。親としての自分が完璧とはほど遠いというのは論を俟つまでもない事では有るけれども、それでも自分が出来る精一杯の事をしてあげる事しか出来ないのだ。人の一生なんて短い。自分でも、今叱っている子供と同じ年だった時の事をマザマザと覚えている位なのだから。この子が親として自分の子供を育てるのもそう遠い先の事ではないのだ。子育ての責任はその子の子、そしてその先へと続いていく。親として子供を育てるというのは自分自身の日常との格闘とはまた別の長い長い格闘なのだと思う次第です。
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