2024年9月5日木曜日

次から次へと積み重なるお菓子

患者さんの家族や看護師さん、その他の近隣の方々から良くお菓子を頂きます。

結局、こういうものを頂く事が増えたのも名古屋が長くなったという事なんだと自分では考えています。患者さんの御家族からの贈り物は今の時代、コンプライアンスを考え拒否し続けて、殆どのものはナースステーションへ置いていきますが、時々「先生と看護師さん達」等と言われて別々に押し付けられることがあり、そういう時には家へ持ち帰ったり医局に置いて来たりします。

看護師さんやヘルパーさんが旅行に行ってそのお土産として直接渡してくれることも多いこの頃です。USJ、ナガシマ・スパランド、近隣の旅行のお土産などが集まります。まあ、私自身も何処かに出かける時はナースステーションにも必ず何かを買って帰りますし、個人的に良くお土産を下さるナースやヘルパーさんにはちょこっと個別に買い足してきます。

そんなこんなで集まってくるお菓子が次から次に机の上に溜まっていきます。すると必然的にそれを早く食べないと…という感じになってしまって、責任者であるお菓子担当大臣の私の口の中にそれらの菓子が放り込まれる事になってしまうのでした。

痩せるのなんのと言いながら、こんな日常を送っているのですから食事に関しては全くのダメ人間です。やはり、今後の戦略としてはどなたから頂いたものでも、最終的には他の人に回すという方法もあるのですが、時々「絶対食べたい」というような食べ物が混ざっていますので、そこが難しいところ。w

前腹の出っ張り具合を下に眺めつつ「誘惑と反省」の間を彷徨う意志薄弱男なのでした。

2024年9月4日水曜日

無理筋の電気自動車

 ボルボから「一つ目」の白旗が挙げられました。

以前、ボルボを退職された優秀な営業の方とお話をしたことがあったのですが、その方と純粋なEVの近未来の事を話したことがあります。二年前の話ですが、ボルボが2030年までに自分の会社の車を全部EVで構成してしまうという話に関して、私見として「Xさん、ボルボ自身があんなこと言ってますけど、インフラの整備の速度とか全個体電池への見通しとか考えたら、とても2030年という断定的な直近の未来での前者EV化って絶対のレベルで無理でしょ?しかも、それで自分を縛ったら下手したら会社としての自殺じゃないですか?」と話をしたのです。

すると、そのXさんも私に話を合せるという感じでは無く、問わず語りという風に「私もこれは到底不可能って感じてます。どこかの時点でギブアップして発言修正をする事になるんじゃないでしょうか…」というお話をして下さいました。実際、他のカスタマーの人達の話を聞いていても、充電インフラや足りなくなると思われる発電所の新設などを考えてもそもそも計算が全く合わないという事で話が落ち着いた事を覚えています。

ボルボが一社だけいきり立って早期の全車EVという目標を立てて環境先進企業というイメージを定着させたいというのは気持ちとしては良く解りますが他の会社もそれに追随する、若しくはテスラや中国政府全面支援のBYDを含むエレキ専門の自動車会社と対抗するのが果たして賢明なのか否かは2024年後半の各社の現況を見れば嫌という程トヨタの戦略の正しさが身に染みると思います。

そもそも、計算を細かくしていくと車としての全ライフサイクルを見据えた「トータルでの」ピュアEVの環境負荷の大きさが見かけとは完全に異なるものである事を知れば知るほど、ドヤ顔でエレキの高級車に乗っている御仁達を見る度に「XXX悪そう」と思えてしまうのです。電気自動車に乗っている方、御免なさいね。^^ 

特に火力発電が多くを占める国々においての電気自動車ってもう話にもなりません。実際にそれを解説してくれているサイトでの最新の統計を見てもとてもとても、電気自動車推進国が必ずしもそういった「二酸化炭素の排出抑制」に寄与していない事は明白。まさにイメージ先行のインチキです。政治そのもの。

結局、9月4日付のニュースではボルボが2030年時点での自社製品の完全EV化目標を撤回と発表されています。その声明の中で「ジム・ローワン最高経営責任者(CEO)は「当社の未来は電動化という信念に変わりはない。ただ、電動化への移行は直線的ではなく、顧客と市場は異なるスピードで動いている」との見解を表明した。」という、あんた達以外の誰もがとっくに理解してた事を今更になってというような事を言っています。

今のボルボに買いたいと思えるようなピュアEVが無い事だけは確かです。

2024年9月3日火曜日

そろそろ秋のソロ・キャンプを考えねば

やはり台風という自然の力は人知を超えて偉大です。

そのエネルギーは一体全体何ジュールあるのかそもそも想像もつきませんが、実際にどういう考えに基づいて計算していくべきなのかをきちんと力学的推論の積み上げで計算している人もちゃんといます。凄いもんです。

また、これに関して国土交通省のある部会での計算では1976年9月に発生した台風17号をモデルにしているのですが、降水量を837億トンとして計算。日本最大の発電用ダム、奥只見ダムを140回も満水にできる恐るべき水量。この水量を雨として降らせるためのエネルギーは1.8×10^20J!このエネルギー量は2012年の日本の総発電量9408億kWhの53倍!もう、想像を超えたエネルギーの化け物です。

因みに地震と台風のエネルギーはどっちが凄いかという計算もなされている様で、南海トラフ地震が発生したとしても計算によればM8.7の地震でエネルギーは7.1×10^17Jとの事。最大級の地震ではあっても、先ほどの台風と比較するとエネルギー量は約250分の1。マグニチュードの値を2011年時点の予測値である9.1で計算し直しても、まだまだ台風のエネルギーの方が大きい。(マグニチュードの値が1つ大きくなるとエネルギーは約32倍)

さて、このエネルギーの塊が雨を降らせ、吹き払った熱気の塊の減弱のおかげで台風前に比べると随分と気持ち良く感じる瞬間が結構長くなったと思います。

となると…私にとっての次のステップは秋のキャンプの計画です。幸いな事に巷の噂では一時期の猫も杓子もキャンプ、キャンプという感じではなくなってきている様で、私の様な遅れて来たキャンプ・チャレンジャーにとっては、逆に間口が広いというものです。

今あるキャンプ道具は精々のところ秋口迄の準備というくらいしか思えません。防寒とか雨とかへの対応という意味では本当に無策のレベル。無論、冬キャンプなどはこのど素人には危険という領域でしかありません。

という訳で、以前私に設楽のキャンプ所を教えてくれた看護師さんが、木曽駒冷水公園という素晴らしそうなキャンプ場を教えてくれました。

日付をきちんと考慮して、10月から11月のどこかの時点でこのキャンプ場にチャレンジしようと思っています。ただし、この公園は名古屋から車で片道二時間半の長野。おそらくその時期には相当寒くなっている筈ですから、先達にアイディアを聞いて防寒対策ということを十分に考えてから突っ込んでいきたいと思います。

最悪「車に逃げ込む」という方法を考えています。w

2024年9月2日月曜日

放射線科医の質

医師でなければあんまり知らない「内輪の事情」というものが沢山あると思います。

どのような職業であれ、どんな業界であれ内側に居る人なら「ええ、実は…」と言って知っているような事でも、外の世界の人からしてみれば顎が落ちるようなビックリするレベルの内輪ネタでも敢えて外に話すような事でも無い…という事で広まらない話も一杯ある訳です。

大ネタ小ネタ沢山あるのでしょうが、ネットの時代になって久しい今では「積極的に探せば」幾らでもそのようなネタは拾える訳です。そんなネタの一つになるのでしょうが、医療業界では放射線読影のバイトというのがあります。

昔から知られているのは乳腺の読影のバイトというのがありまして、乳腺専門の外科の先生などが一件ワンコイン(まあ、500円)で次々と読影をしていくというものがあります。他にも胸部単純写真の読影なども昔からある放射線科の先生のバイトの一つだと思います。

ネットの時代が普通になってからはこの読影のバイトにCTの読影というのが自然に入って来ていて、A病院やB病院で撮ったCTの画像をある画像解析の会社等が遠隔で医師を雇って次々と読影をさせて所見を書きつけたものをもとの病院に送り返すというもの。

勿論、読影にはendorsementという責任が伴いますからいい加減な事は書けません。もし書いたら裁判などになった時には徹底的に追及されますからね。(大学病院や日赤などの巨大な三次救急レベルの病院は放射線読影のスペシャリストを何人も常駐で雇える施設ですので、我々の様な規模の病院とは訳が違います。)

ところが、この送り返されてくる所見のレベルというのが読影者によって全く異なるのです。本当に大違い。勿論、読影の得意・好きな臓器というのが当然あるでしょうから、脳の画像を読ませたら異様に細かく読む人も居れば、消化器の画像に強い人、呼吸器に強い人等も当然居る訳でそのバランスは様々。

その中でも感心するほど高度な「読み」をしてバリバリに鑑別診断を上げて来る先生も居れば、非放射線科医のこちらにでも「おまえ真面目にやれ!」というような読影をして来る輩も居て本当に玉石混交。コレで金取るってのは無いわな~という所見に対しては遠慮なく「再読影」のリクエストが出来ます。

多分、再読影のリクエストが多い所見を書く先生には会社の方でお断りが入る可能性もあると思うんですが、そのあたりの諸事情までは知りません。

こういった読影、恐らくはこれから更にAIに取って代わられてこういうバイト医の仕事はそのAI所見を最終的にendorseする高レベルの放射線科医のみが残る様な気もするんですけどね…。

2024年9月1日日曜日

DVから逃げ(られ)ない人

世の中はいろいろな理不尽で成り立っています。

我々の日常臨床の中で、実に様々なタイプのDVからその被害者を脱出させるべく役所からの依頼で病院を避難所として使う事があります。

話を単純化すると・・・
  1. 役所が種々の情報源をもとに様々な意味で困窮している人の情報をキャッチ
  2. その人の家を調査してレスキューする必要があるか否かをチェック
  3. 場合によっては警察と協力してその救助対象者をDVから助ける過程で、怪我をしたり病気になっている事を健康診断という形で調べる過程で病院に入院させ収容
という流れなんですが、収容の期間に関しては人それぞれ。脱出可能な場所が見つかればそこに出して収容という事になりますが、なかなか決まらずに長引いた末に療養病棟に移動になる人も稀に居られます。

ただ、ここで問題なのは役所が苦労していろいろ手を尽くしてその患者さん(困窮者)を助け出そうとしても、(お金はかからないのに)入院したがらない人やそのDVをしている相手の家に何としても戻ろうとする一群の人達がいることなのです。

何故だかはわかりませんが、その虐待(経済的、身体的、精神的、性的、社会的 etc.,)の種類にかかわらず、何が何でも戻って行こうという人が居るのは事実。戻れば確実にいろいろな形で搾取されると解っている筈なのに「頑なにその事実を否定して」元の狼の巣に戻って行く人達。

私には共依存という形なのかという気もするのですが、世の中のマインド・コントロール下での集団的猟奇殺人事件の話等を読むと到底「フツーの人」には理解できない心理状態の中に置かれている様で、正確にはDVから自らの意志で逃げ出さない人達がいると云うのが正確な表現かと思います。

そして、残念な事にその半数以上は恐らく精神発達遅滞や認知機能障害などの何らかの障害を持っていると思えることが殆どです。これは実際に話してみての主観的なものですから、確かな事ではありませんが最初に「恐らく」と書いた通りあって欲しくは無いという方向で残念ながら正しいとしか思えません。

こういう人達を法の力で引き離して助ける事は出来ません。何故ならば、法は「助けを求める人」を助けるシステムではあっても、その被害を否定し続ける人達を助けるシステムにはなっていないから。残念ですが。

こうやって戻って行った人達に支給されている保護費などを貪って生きている人間達が居る事を残念に思うのです。