上の娘の家から出発して約30分ちょっとでIADに到着。
途中では実にクッキリハッキリした巨大で美しい虹が空港の傍で立ち上がっておりまして「これは幸先がいい!」等と家族で話し合っていたのですが、実はこのあととんでもない目に遭うとは露知らず・・・。
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副虹までついていた巨大な虹!スマホでは伝えられない美しさです。 |
飛行場に着いてからは前々回も書いたようにカウンターのオープンを待っていました。開いたあとは真っ先にペットの預入について質問すると、他の列を作って待っていた人々を係の人達が全然無視して我々のペットの通関組を相手にしてくれました。他の方々に申し無いなとは感じつつも、確かに通関の為の手続きのステップが多い我々が優先されるのも解るような気がしました。
実際の所、荷物が多いだけでなく、ペットをカウンターの向こうに連れて行ったあともかなり長い間誰も戻ってきませんでした。実際はTSAのオフィサーがやってきて、ペットのかごの底や蓋のところに何か隠したりしているものがないかなどを調べたりしているのでした。
また、カウンターはカウンターで預ける8つのスーツケースの検量にちょっとドキドキ。実際の所、家では頑張って入れてきたもののスーツケースによっては22.5キロでは収まらず、23キロだったり、23.2キロだったりというのもあったのです。w
しかし、カウンターの荷物運びのオジサンは優しくて、ちょこっとの重さに関してはお目こぼしをしてくれて明らかにちょっとずつ重いのに”OK,OK,OK”と言いながら一つずつ許可を出してくれました。家長としては大変助かりました。まあ、それでも1キロを超えることはなかったのですが・・・。(<言い訳)
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北の方から近寄ってきたらしいサンダーストーム・・・。 |
ボーダーコントロールのオフィサーの場所を抜けた後は身体検査。息子は自閉症がありますので人の支持がわからないところが多い。そこで、予めコントロールの係官のおじさんに「息子は自閉症のためにオフィサーの指示が通りませんので私が一緒に身体検査に同行してよろしいですか?」と伺った所、係官は息子と私に二人共、検査用の透視装置の脇にあるドアをパカっと開けることで「ヨカヨカ!通れw」と言う感じで通してくれました。
こういう時は障害を持っている子の親としては大変心強い・・・。私はこれを”優しさと良識”と呼びたいなと思いました。
その後はスムース。構内の移動用トラムに乗っていつものゲートでFive Guysのハンバーガーで最後のアメリカを家族で食べ尽しました。w
その後はいよいよ機内へと移動。ところがここからがミニドラマの始まり。先程虹が立ち上がっていたのは実はラッキーの印というよりも、雨関係の前触れだったようです。なんと、我々の出発便が最後の最後で管制塔から足止めを喰らいまして、何と3時間もの間機内で待ちぼうけ。
機長さんは何度も何度も謝罪しておられましたが、こればかしはお天道様が相手ですので如何ともしがたいということで、機長さんが気の毒に感じました。しかしそれよりも心配だったのは犬と猫。余計に3時間もかかることで健康状態にどういう影響が出るのかと嫁さんと心配しました。
それでも3時半頃に出発した飛行機はほとんど揺れることもなくスムースに飛行を続けやがて日本へ到着。私も二本ほどしか映画は観ませんでしたが、横に座っていた息子はほとんどパンチドランカーのようにウトウトし続けしているのが笑えました。
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氷の上を歩けるのか?w |
やがて飛行機はベーリング海、北海道上空、千葉上空と飛んでいき車の動きが見えるほどの高さで成田上空へ・・・。
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18年以上のアメリカ生活を過ごした嫁さんも遂に日本へ。 |
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まさに日本の玄関口。 |
入国して結構すぐに動物たちは出てきましたが、意外や意外、猫はおしっこもせず犬もウンチもせずに元気に到着したのでした。ここからは時間との戦い。検疫官の方は非常にゆっくり丁寧に仕事を正確に進めてくださるのですが、三時間の遅れのために名古屋までの乗継便は物理的にギリギリ!あと五分遅れていたらもう絶対に飛行機に乗れなくなるというギリギリの状態でした。
兎にも角にもなんとかそれにも間に合って、セントレアへは定刻に到着。眼下に富士山を眺めながらの飛行はやはり格別でした。最終的には夜の10時前後。家族が外での夜食も食べ終わって家へ戻ってきたのは12時ちょっと前くらいという大変遅いものでした。しかし、荷物の家への搬入はとても!疲れました。(セントレアには二週間駐車して障害者割引で3750円で済みました。)息子と共に自分の車に犬猫込みで連れて帰って実質的に一人で10ケース以上を搬入。息子は横でぴょんぴょん跳ねておりましたが・・・。w
家へ帰ったあとは風呂入ってしばらくして私は寝ましたが、嫁さんは眠らず娘とともに何か夜遅くまで起きていたようです。何れにせよ日本へは安全に家族で戻れてめでたしめでたしでした。
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