2017年6月19日月曜日

ペットも帰国

今回の帰国で大変だったのは単にモノの片付けその他だけではありませんでした。

最も大変だったのは物理的な荷物の運搬は言うに及ばず我が家に住んでいる”犬と猫”の移住でした。そうです、検疫を通すという大変な作業が待っていたのでした。
しかし、実際の所この一番大変な作業はアメリカに居た嫁さんに任せるしか無いところがあって、そこの点は残念ながら日本にいる私が手も足も出せませんでした。

近所でお世話になっていたVeterinarianにはもう十年近くお世話になっておりましたが、猫も犬もRabiesのショット記録や三種混合の記録などとともに、それぞれのワクチンの番号とそれらの抗体価の変化を記録していったものをキチンと提出しなければならないのでした。これらはVetsからカンザス州立大学へ送付したものを二度三度と記録し続けていたものなのですが、これが曲者。(少なくとも半年前以上からこう言ったショット等の記録とともに抗体価の記録などもないと日本にはペットなど連れて帰れないのです。)

大学側からの記録は通常問題は無いのですが、更にこの記録をリッチモンドに有るUSDAにチェックしてもらってやっとアメリカ側は終了。(特別な資格を持ったVetが居るらしいです。)

しかし、問題はVet側・・・。実際にはここのアシスタントが記録を書き込んでいくわけなのですが、アルファベットのLが1になっていたり、全く関係のない番号が書き込まれたり、先生の資質とは関係のない低いレベルで単純ミスが連発され、それを一々嫁さんが電話をしたり実際にVetに行ったりして確認。

更にはそれを日本の農林水産省の動物検疫所にメールしてPDF化した実物を担当官の方にチェックして頂き、間違いないか否かを毎度確認していくという地道な作業の繰り返し。検疫所の担当官の方は実に懇切丁寧かつ迅速にほぼ何時であろうとすぐにメールを返してくださるということで、嫁さんは毎度感心しておりました。

実際には上記の手順、仔細な部分は微妙に異なっているらしいのですが、それも年ごとに少しずつ変わってきたりしますので、ペットを帰国させたい方は農林水産省のページにキチンとアクセスするとともにアメリカ側のUSDAの記事と書類をよく確認しておくべきだと思われます。

そうしないと、成田で最後の最後に・・・ということになるのではないかと。それは悲劇以外の何物でもないですし、ましてや出国の時点でさえ引っかかってしまったら、チケットとパスポートと荷物を持ったままもう一度家へ帰らざるを得ないなどということになりかねません。そっちも高いストレスレベルという意味では相当の悲劇だとは思うのですが。

人気ブログランキングへ

0 件のコメント: