外来に電子カルテが導入されてかなり日数が経ちました。
大きな病院は大きな病院なりの、個人の開業では個人開業なりの規模やシステム、対応する診療科目の違いによる使い勝手の良し悪しが有ると思うんですが、今回私の病院に導入されたシステムは愛知の精神科系の病院ではメジャーなものの一つと言われているシステムなのですが、残念ながら実に”ザンネン”なレベルの出来でした。
我々は内科医として、また他の大学病院からバイト等で来る循環器や耳鼻科、眼科の先生のように自分の大学病院で既に三代目、四代目の電子カルテシステムを使っている経験がある方々も、同じように今回の我が病院のカルテシステムに関して”怒り”を示しています。
今回のカルテの導入に関わったのは実にコストに関してシビアな事務局長。しかしこの事務局長は当然の事ながら医学の知識などはゼロです。w そんな人物が”まずはコストありき”で医者の意見等まったく聞かずに導入したシステム等がワークする訳もなく・・・。
しかしまあ、我々のようにコンピュータというシステムに慣れ親しんでいる世代はまだしも、70前後の精神科の先生方はほぼ”悲劇(喜劇?)的”状態の外来のようです。
まずキーボードが打てない。おまけにソフトウェアのハンドリングが理解できない。ソフトが良いかどうかを判別するレベル等とは程遠く、全く使えないレベル。これは冗談抜きで引退なんじゃないの?と周りの看護師さん達は囁いています。
他の大学病院の話を聞いても、電子カルテ導入がそれに対応できない人達へのレクイエムになっっという話をあちこちで聞きました。時代の変遷とはいえ、こういう感じで対応できない人々が消えて(消されて)行くことも有るんですね。
2 件のコメント:
頼りにしているベテラン先生が
電子カルテ操作につまづいたぐらいで
病院からいなくなっちゃったら
患者さんはショックですよ~
がんばれ!70前後の精神科の先生方!
ご年配でもPCに高い親和性を示される方も沢山居ますので、要するに向き不向きの問題なのだと思います。
しかし、ストレス多そうで大変ですよね。
伺うことはありませんが、外来が憂鬱になっちゃってるんじゃないでしょうか。
私的には外来での処理スピードが3割アップというところですが、改良点がまだまだありすぎて。
これからもゴンゴンクレームを付けて改良していこうと思っております。w
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