2015年10月30日金曜日

日本人の作業効率2

昨日は日本における作業時間の長さの話をしましたが、今日はその中身について一言。

私の経験というのは日米の公的機関や大学の研究室、それと病院に限られているのですが、そこでも多くの場合「時間あたり」の仕事の成果というのは日本は低いなというのが正直な感想です。

「時間を区切って」その時間の中で必死に仕事の質を高めて仕事を終わらせていくという「創意工夫」の欠如というのは多くの21世紀の日本の組織においてさえ、不治の病のように浸透していませんかね。

 なんとかして「効率よく」仕事をして、根性論からぬけ出すというのは勉強の仕方から始まってると思うんです。
どんなにド根性を発揮しても、やり方が間違っていればそれは長い目で見て必ずその人の得ることの出来たハズの最終的な果実を減らす。

これは特に個人の成果に限らず、組織にも当て嵌まることでしょう。
病院のような大きな組織ではこういった「効率」というものの検討というのはそれこそ死命を制するレベルでの差を産み出していると思います。

何を変えていくべきか、何を討論の対象にすべきか、そういったことをしなくなったら、その組織は死ぬ運命に乗っかったということなのではないかと考えると、何も変わらず動き続ける日常で生活が続けられる中に身を置くというのは実は「最も危険」な状態なのかもしれません。

翻って自分の日常。
やるべきことは改めて幾らでもあると感じるのでした。

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