アメリカにいた時に始終アンティークショップで見かけていたものの一つに日本製の陶器があった。
特に良い値段がついていたのはごく短い期間であったアメリカ軍の占領期におけるOCCUPIED JAPAN銘柄の名古屋界隈から輸出されていた瀬戸物たちです。
敢えて恥を忍んで申しますが、、、お恥ずかしいことですが名古屋に来るまでは「瀬戸物」というのは瀬戸内海のどこかのエリアで作られている陶磁器群の事を指すのだろうと小さな頃から勝手に解釈しておりました。orz
それがこちらに引っ越してきて「瀬戸」という地名を見たあたりから頭の中で???と言うマークがつき始め、やがて周辺情報を集めるうちにそれが確信へと変わってきました。ただの馬鹿なオッサンです。w
病院でもこの瀬戸地方からやって来る看護師さん達は結構いるようで、そのエリアが未だに昭和を残している風情があることはここにも以前書きました。
さて、ナース・ステーションでアメリカ人の友人に持って行くおみやげのリストの中に犬の瀬戸物を入れたいけども猫のものばかりで、、、という、この前ここのブログにも上げたようなことを話した所、ナースの中の一人の女性が「私の祖父が陶芸をして売っているんですよ」と言う話になりました。
それはそれでしばらくしたら忘れていたんですが、数日後にその看護師さんがお爺さんが季節ごとに売り物にしている瀬戸物の磁器の飾り皿をセットにして「こんなのがあるんですけど、先生ご興味があるならどうぞ!」と言ってプレゼントしてくれたのでした。
最初は固辞したのですが、次第にそういうわけにもいかなくなって最後は有りがたくいただきました。
私の方は内心でアメリカから持って帰ったコーヒーを心ばかりのお礼ということでお返しにさし上げることに決めました。
週末に持って行こうと思います。
それにしても、頂いた作品は上品な感じのもので「さすが日本」というものです。
アメリカにいた時、イスラエルから絵付け皿を買ってきた時と同じようにコレも飾ろうと思います。
2 件のコメント:
オールドノリタケ
日本に逆輸入でコレクターには人気がありますね
第一次世界大戦で夫を失った祖祖母、
嫁ぎ先を追い出され、幼い子供を抱えて就いた仕事が
ノリタケの絵付けだったそうです
大正時代、女性が就ける仕事は限られていましたから
製陶業衰退してしまいましたが、
30年くらい前までは、瀬戸でも常滑でも多治見でもいい時代が続いていました
Noritake、MIKASAなど凄い勢いで輸出されていました
あと、動物などのフィギュアや
怪しい英語の書かれたマグカップなどの普段使いの食器も
招き猫の置物
猫好きのNJの大家さんに帰国してすぐに贈ったのですが
17年後に訪れた時も飾り棚に入れてくださっていました
父は、アメリカと台湾(単身)に駐在しましたが、
台湾でも招き猫は人気で、一時帰国の際、頼まれてよく窯元に買いに行っていました
前の前のスレのマフィーさん、
私、コメンテーターだと思っていたんです
ある時、素晴らしいギターを弾く姿を見て
あああ~~~~\(◎o◎)/!ミュージシャンだったんだと気づきました。。。(恥)
CHICHIさん、
何だか凄いコメントで腰を抜かしてしまいました。
やはりこの近辺の方々はあのアメリカで私が見ていた陶磁器群と少なからぬ関わりを持った方々も当然のようにいらっしゃったんですね〜。
あちらではたしかに高級陶磁器もあるんですが、私がよく見たのは仰るように動物やフランス人形のものでした。
あのころの日本製のフランス人形などは顔の表情に一種独特のものが有り、最後の頃は手に取らなくてもかなりの確率で日本製のものだと判るようになっていました。
その後韓国製、台湾製など産業の勃興に伴う陶器産業の模造品もたくさん米国に来たようですが結局愛されて売り物として残っているのはほぼ日本製のみという状況。
今度帰米するときはCHICHIさんの経験に沿って招き猫で行こうと思っています!
何だかCHICHIさんのコメントにはいつも教えられてばっかしです。m(_ _)m
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