まあ、もともと、こと科学政策に関する文部科学省のデタラメぶりは文字通り目を覆いたくなる悲惨な出来事ばかりですが、そのHPを見てみると、そんなことは全く無いかのようにドンドコドンドコ美辞麗句が流れ出してきます。北朝鮮の政治宣伝かなんかでしょうか?w
柳田先生のブログでは以前から科学の研究における「裾野のケア」の大切さを継続的な小額資金の投資と若手へのケアという二点を重視してお話されているように私なりに理解しているのですが、これが文部科学省の手にかかるとポスドク一万人支援計画とかいう訳の解らない、まずは「数揃え」という、先の計画など何も無い、お役所独特の予算権益獲得のプランが立ち上がってくるんですね~、、、。
賢い人間が沢山集まって作戦練ると暗愚としか言い様のない信じられないプランが次々と捻り出されて来るこのお役所仕事。寺脇某の主導したゆとり教育同様、もうあんたら何もせずそこに座ってろという感じしかしません。
このお役所がここ10年御執心なのは太平洋戦争ばりの大艦巨砲主義。多分、こいつら博才が無いんだろうな(学生時代そんなことしたことのない方々でしょうかw)と推断せざるを得ません。博打で一点張りなんていうのは、賭け事をする上では最低級の戦略の一つで、リスクの分散を行わない投資や賭け事などというのは長期的視点に立てば時間の経過にともなって必ず丸裸になる必敗の戦略なのですが、、、。
アメリカの真似をしてどうする?選択と集中という産業界が大負けした戦略を学問に当て嵌めて、その無様な結果がこうやって出始めているというのに、まだ舵を取らずそのまま南方に進出していくような菊水作戦ばりの愚かなものだと思います。
気づいた時には科学の裾野は刈り払われて、木々の栄養と生態系の維持に需要な役割を担っていた雑草達も焼き払われ、貧栄養状態の大木群れが残るのでしょうか?その大木も時を経ずして枯れ木となった時、そこに残っているのは人口が大幅に減少し、老人達の溢れかえる(勿論私もその中の折れた小枝の一本でしょうが!w)やり直そうと思って時既に遅し、、、となった過去の栄光に浸る人達の国になっているような気がしてなりません。
前にもチョコっと書いたと思うのですが、私が過去に所属していた日本のある大学の研究室は年度末になると使い切れない金をどう使うかということで教授が御用聞きのように院生達に買いたいものを2000万円分聞いて回るようなフザケたところでした。結局、派手な戦略的云々という名前を付けた「仲良しグループ」で固めた研究者の一群を形成してましたね。今、どうしてるんでしょうか、、、興味もないのでここ10年以上その教授の名で論文検索もしていませんが。
生き残る可能性があるのは下の写真のような事ができる人間達だけでしょうか。(笑)
英語でブラウン・ノーズっていうのはどういう意味かご存じない方は、この際、英俗語の勉強ということで調べて見られることをお勧めいたします。
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