2013年1月30日水曜日

入れ墨(刺青・タトゥー)の話

iPhone5を買って以来、2chまとめをMatome Blogというので読むようになった。
暇潰しには実に使い勝手の良いソフトで、面白そうなこと、全く食指をそそらないことがごちゃ混ぜで日々並び出てくる。まあ、この手のサイトというのは愚にもつかないことから、え~!?というような事まで本当に(私にとって)玉石混交の日本の情報源の一つです。w
面白いのは記事そのものよりもどちらかといえばそれに対するコメント、反応の方です。読んでる方も沢山居ると思うのですが、スマホを手に入れるまでは2chには本当に極稀にしかアクセスしなかったんですが、(2chリーダーもインストールしてはあるもののほぼ嫁さんが使うのみw) スマホを手に入れてからは本当に時間潰しのネタとしてニュースのまとめと2chが二大巨頭です。
その中でたまに「おいおい」というようなまとめネタがあるのですが、今回はこれがネタであってくれと祈りたくなるようなものがありました。それは「自分の子供にタトゥを彫りたいのだが親が反対している」というものでした。まあ、ネタであって欲しいんですが、世の中は多くの人間の常識が通用しないイカレタ連中が沢山居るのも事実。
スレッド内でのやり取りを見ていると、どうにもこうにも、、、っていう非難の応酬があるのですが、このスレがもし釣りと呼ばれるものでなくて、本当に馬鹿親が書き込んだものなら、私個人としてはまあ、「やれば?」としか言えません。何を言おうと、子供を自分の所有物としか思わない馬鹿親がその子の身近にいれば、その子もほぼ間違いなく次世代の馬鹿親に高確率で成長して、社会の底辺を蠢く生き物としてその一生を馬鹿の再生産に捧げるでしょうから。カエルの子はカエル。DQNの子は高確率でDQN。w
馬鹿親から引き剥がして全うなシステムの下で育てる法や環境でもない限り、本当に環境は子供の将来を規定してしまいます。日本のそういうネガティブスパイラルの一群というのは見たこともありませんが、アメリカではそういう連中は人種に関わらず、比較的判り易いところに判り易い形でかたまって住んでいるのが現実です。
この馬鹿親の入れ墨の話の本質は入れ墨自体ではなくて、わが子をペットのように扱い(ペットに対してでもでもこんなことは出来ませんが!)「自分の子なんだから許可などとる必要も無いだろ」と言い放つその低脳ぶりとその愚かな育ち振りにこそ呆れるべきポイントなのでしょう。
この馬鹿親の親には反対されているというのですが、まあ、言っては何ですが、この馬鹿親を産み育てた(育ってませんがw)その親が既にこの孫の命運を規定してしまっているというのが悲劇ですよね。
入れ墨は時代、国、歴史や文化の背景によってその「意味あい」が全く変わってきます。すくなくとも「現代の日本」である一定以上の水準の生活を志向しようと思えば明らかにネガティブな影響しかない墨を、自らの意思も無い我が子に入れるなんぞ、ほぼ「極めつけの馬鹿」としか言いようが無いです。
アメリカではみんなおしゃれの一環としてタトゥーしているというような誤解をされているような若い人が日本にはいるのかも知れませんが、それはハッキリと「嘘」です。ある一定水準以上の稼ぎや地位のある職業に就く人間は、従軍経験者が戦場で血盟のような感じで彫ったものをしているの以外、本当に墨を入れている人間は少ないです。まあ、宗教的なものが背景にあるかどうかは知りませんが、クリスチャン系統のアートを入れる人間も居れば、それを拒絶するクリスチャンも当然居ます。
何はともあれ、周りに居る多くの人を見て思うのは、墨の入れ具合は確実に、その人の経済的、職業的階級を反映しているという事。無論、反比例で!
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本を読む速度

嫁さんに何時も差をつけられるのは本を読む速度。
殆ど太刀打ちできないレベルの差です。何でこんなに差がつくのだろうかいつも考えるのですが、自分の場合は英語の論文を読むのも、日本語や英語の本を読むのも実にゆっくりです。実際、頭の中で音声化しているというのがその理由なんでしょうかね?実際にリサーチで短期間で(例えば翌日に備えて一日で新しい10報くらいをきっちりと)必死になって読みこまないといけない論文があるときは音声化はしていても、眼で追うのはまずアブストラクト、次にデータ周りとそのレジェンド、そして最後はそれに対する著者らの解釈という感じで進めることが出来るのですが、、、本になると全然そうは行きません。
どっちかというと舐めるようにコンテンツを楽しんでしまうほうで、分厚い本も薄い本も厚さに関わらずどちらかというと一ヶ月以上かけて一冊というのが普通です。ただし、面白い本は本当に何十回と読み直してしまうのですが、分野がほぼノンフィクションという風に限られていて、小説を早く読んだり(読めたり)、読み直すことはほぼありません。
ところが嫁さんときたら、読む本はほぼ完全に小説で、300から700ページ程度の本を次から次へと読んでいきます。横でこっそり見ていると、ペラペラペラペラとページを捲っていくのが分かるのですが、内容なんて理解してるんかな?という感じです。やっぱ本を読むという作業には「スピード」という点でいろいろと人それぞれに向き不向きというのが有るみたいですね。
あんな感じで本を読めるなら気楽に大量の小説を読めるんだなというのは分かっていても、それが自分に当てはめられるわけでもありませんし、、、。
大量に沢山のものを読み込める能力というのは私にとって非常に「羨ましい」能力です。ではその羨ましい能力を持っているはずの嫁さんが学生時代に「お勉強」が出来たかというと、それはどうやら「秘密~w」という感じらしいので、読む速度と内容の習得及び習熟度には少なからず例外もあるということでしょうか?(笑)
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2013年1月29日火曜日

信じられないような事故

今朝は目の前で信じられないような接触事故を見ました。
「3、2、1・・・はい」と言う感じで「ゆっくり」と発生。(笑)事故自体は私の目の前を真っ直ぐ走るミニバンの右側から巻き込むように近づいてきた若い女性の運転するポンティアックGTが、本当に信じられないような運転で「全く確認することも無く」 ぶち当たって来るという単純かつ豪快なもの。
こんな事故を目にすると、女性には悪いんですけど、女性ドライバーがサイドやルームミラーを合わせずに走ったり、サイドミラーがぶっ取れていても「平気で」運転する人達が居るのをみているので、余り事故で驚「け」ませんでした。(そういえばこの前オフィスから休憩時に下の道を眺めていたときも、二車線をゆっくり並行して走る二台の車の一台がいきなり右に曲がってきてガスッとぶつかっているのをあっけにとられて見てました。降りてきた車のドライバーはどちらも女性w)
 男性の事故と女性の事故と言うのは本当に質が違うような気がします。男の場合は速い運転スピードに起因したもの、女の場合は車の大きさ自体を体の感覚の延長線上のものとして認識できないが故に、「遅い運転でも」起きるもののような気がします。
男の事故はまあ、説明するまでも無いと思いますけど、女性の事故はどっちかというとスピードに関係なくサイドの擦り傷、削り傷、前後のバンパー接触等が異様に多いような気がします。 この前も書いた駐車場の事と同様、普通に運転できる女性も当然居ますが、いわゆる「ヘタ」な人の比率が半端でない気がします。あと、出口から出るときや左折右折のタイミングの取り方が非常に間抜けというのも個人的な感想ですね。早すぎ、遅すぎというか、ある速度で近づいてくる車両が自分の前を通り抜けるタイミングの自然な予測が「酷すぎる」気がします。
まあ、私は通常、道の脇に居る女性ドライバーを見たときには、猫が運転して居ると思えば光に飛び込んでくる動物として対処するようにしています。そうすれば、対応しない自分が悪いということで心も平静を保つことが出来ますから。(笑)(こんな糞ブログは女性などは読んでいないことをひそかに期待して。)
(これを読んだ嫁さんから即、差別だ!と言われました~。w )
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2013年1月28日月曜日

グラント磨き

グラントのリバイス進行中。
書いたグラントは近所の犬にさえ読ませるべし等と巷では言うくらいですが、インターナルのレビューボードから最終提出前に一度既にコメントが付いたものが帰ってきたので、その指摘に一々反応しつつの書き直し。こういうレビューというのは、一々腹を立てていては駄目で(笑)有り難いお言葉として注意深くその指摘点を検討していく事にこそ大変な価値があります。
要するに、自分の目では見えていなかった矛盾点、書き足りない点、若しくは他の分野の人間には理解が難しい点などは「全て」事前に取り除いておいて、スラスラと誰もが読めるものにしておかなければならないのです。難しいことを難しいままにしておいては駄目で、ハイレベルな実験で有っても、その一つ一つを分解して少なくともグラントプロポーザルを読めばその実験の進行具合が読んでいる人の頭のなかで再現できるようなものでなければなりません。
身内同士で解りあえることを期待していては何時まで経っても埒があきません。実際にはレビューボードの人達というのは事前に大量の割り当てグラントを読み込んでおいて、更に点数付けに値するものかしないものかをトリアージュという形で撥ねておきます。ここで、読むに値すると思われる上位三割くらいを審査対象として再び詳細に検討していくのが常なので、「いくら人類にとって意義がある実験でも」レビュアーが切り落としてしまったら、レビューの対象にさえならないのですから仕方がありません。
誰にでもスッと呑み込めて且つ魅力的な実験系を組まないといけないわけですから、組み上げ方にはいろいろとコツが有るわけですが、そこは夫々向き不向きとか、上手い下手が有る上に、レビューボードに誰が座るかによっても「大きく」結果が変わってしまいます。
そこまで来ると、運の要素も勿論入ってくるわけですが、そのボードメンバーの名前を見てその分野のボードにアプライするかどうか決めるというのも大原則の一つなので、誰も表立って口には出しませんが、実際には政治的な要素、コンテンツとは離れた部分での戦いも水面下では激しく行われています。
無論、ノーベル賞クラスの研究者でも、波風の高い所で戦うのは実際には非常に困難なことが有ることを講演会などでお話してくれる方も多々おられますが、そうは言ってもそのレベルの人は数億円はまあ最低握ってるというのが殆どですから下々の人間からみれば成層圏レベルでの話ではあります。(笑)
上手く回して予算獲得、論文出版のサイクルを作り続けるのが我々の世界ですが、今、多くのラボで予算不足が直撃し、田舎の駅前商店街のようになっているところがあちこちに見受けられるのが昨今のアメリカです。
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2013年1月27日日曜日

悪い形で二連敗

今日は強豪ラ・サールとの対戦がありました。
ラ・サールとはいっても、もちろんあの日本の進学校ではないのですが、何か関係有るのかもしれませんね。それはさておき、この学校はバスケでは強い学校の一つで、我々がA10カンファレンスに入ったときからこの学校が一つの壁になることは解っていました。(URとは別の意味で本当に実力のある相手!)

案の定、悪い予感は当たってしまいました。試合の始まりから数点差でずっと追い続けるという展開。途中で15点連続でVCUの方が連続得点し、相手を大きく逆転したにもかかわらず、相手のゾーンディフェンスが再びフォーメーションを変える中で得点方法を「再び」見失いました。
あとはいつものVCUの弱さが露呈した典型的な試合展開。VCUはメンタルの弱さを克服するような練習ももっと取り入れないとどうしても体や行動が萎縮してしまう度合いが(実力に比して)大きいように思います。自分達に実力に相応した自信があればいいのでしょうが、私はそういう風には思いません。
まあ、試合の内容を見るとたった一人の選手に31点も叩き込まれたという事実があるのですが、それを別にしても(数字には表れない)ショートレンジでの点数の入らなさといったら頭を抱え込むレベルでした。後は相手のセンターの上手さ。ことごとくいろいろな場面でブロックされましたが、あれは相手の上手さとしてほめるべきでしょう。結局、相手の二人の人間とレフェリングの酷さにやられたと思うのですが。そのレフェリングを撥ね返してでも勝つだけのレベルの差が無かったという単純な事実でした。orz
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2013年1月25日金曜日

納税の季節

そろそろ今年も納税の季節がやってきました。
私は商売をしたりしていないので、複雑な計算その他はしなくて済む「ハズ」なのですが、実際は今年、上の娘が大学へ行ってしまったので、その分が影響を受ける「ハズ」です。
実際にはどうして良いかよく解からないので、オンラインのTurboTaxというシステムに頼ってそのオンラインプログラムがリクエストする情報を順々に入力していくだけです。それでもまだ解からないところがあって、仕方なく同じような境遇にある他の人間に細々とした確認を入れます。
今までは税金の還付を毎年必ず受けていたのですが、今のところ入力半ばの状態では何故か税金を徴収されるようです。何故私のような低所得者が?(笑)と思うのですが、まあ、全部入力したら少しは何かが変化するのかもしれません。
オバマ大統領は私達のような低所得者層にはその手の高負荷はかけないと言う約束で大統領として再選しているので、そんなことは無いはずなんですけどね。取り敢えず納税の期限は毎年、確か四月の半ばくらいではなかったかと覚えているのですが、少しずつ数字を埋めていって最終的な数字がどうなるか見てみるしかありませんね。
それにしても税金のシステムの複雑怪奇さは本当に常人の理解の範囲を遥かに超えてます。まあ、まだ私などは収入はほぼ単一と言って良いし、何十万ドル、何百万ドルの稼ぎがあって、外国からの収入があったり、不動産収入がある人ではないですし、ましてや商売とは無縁なので、雇っている人への支払いや、その他諸々の想像しただけでもゲンナリしそうな細かい項目に関して考慮する必要は無いからまだ良いほうでしょう。
しかし、そういった人達は皆きちんと税理士の資格を持った人にきちんと頼まないと多分訳が解からない事になるのでしょうね。IRSで働く人間は税理士より税金の事を知らないと聞いたことがありますが(笑)そういう税理士さんにキチンと頼んでおけば、IRSから追求の電話が来たときもしっかり守ってくれるのでしょう。そうであればこそ、お金はその手の専門家に払う「価値」があるというものです。
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遂に連勝が切れた

アメリカで今期二番目に長かったDivision Iでの連勝記録が遂に途切れました。
しかも最も恐れていた相手との対戦で、、、最も良くない負け方で、、、。
試合の相手は地元の名門校University of Richmondで、イワユル早慶戦、巨人阪神戦のような、相手の実力が何であろうと、ここ相手には特別な感情を持って全力でかかってくるような相手です。
最近はVCUの方が飛びぬけて強いので、URなんて眼中には無いのですが、相手にとっては地元のライバルと思っているみたいで(笑)もう必死そのもの。
そしてそう来ることが解かっていたからこそ、韓国に擦り寄られる日本のようになるべくハエ叩きの様にやっつけておきたかったのですが、、、。
結果は数点差で後半戦まで「常に」こちらが追いかける展開で、後半終了数分前からやっと逆にこちらの5-6点優位という流れになって、「これでやっと勝ったな!」と思っていたら、、、。相手の兄弟選手の3ポイントシュートが二回スポスポと入りあっという間の同点からOTへ。
こうなってくると追いついた相手に勢いがあります。結局は12点の差をつけられて勝利はするりと我々の手から抜けて行ったのでした。orz
我々のチームの悪いところが全て出た試合でしたね。結局。競っているときにそれにどう対処していいかわからなくなることが「多すぎ」です。何かこの前のDUKE対MIAMI程ではなかったものの、情けなさ的には同等でした。次は再び強敵のラ・サール。ホームの利を活かして勝って貰いましょう。
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2013年1月24日木曜日

これは問題発言かい?

数日前の麻生元首相の発言をネットで読んで正直それが問題発言だとは思わなかった。
マスゴミの発言なんていうのは、はじめから「こうあって欲しい」という願望という名のバイアスがかかった記事を書くことは誰でも知っているので、前後の完全な文脈を読んでからでないと判断など出来やしません。
本来、マスコミというのは単純に事実だけを伝えてくれれば良くて、余計な偏った解説など全く必要ないというのが私の考え方で、この手の「批判」ベースの報道はよほど注意深く見ていないと本当のところを見失ってしまいます。
一体1)何時2)どこで3)どういう聴衆を相手に4)どのような文脈で5)何を話したかというところを全て理解した状態で判断を開始する事が出来るのですが、この記事では3・4・5の部分がゴッソリ落ちています。(笑)
まあ、マスゴミ的に導きたい結論は麻生は弱者たる老人を死に追いやる悪者であるという感じでしょうかね。w 私的には、どんな状況で言ったにしてもこの発言、何も謝るような事言ってないと思うんですけどね。
実際、研修医をしているときにも集中治療室や末期・緊急医療の現場等では、本当に一週間の治療で一千万を超える治療が自分の目の前でどんどん行われ、かつその人達の多くが亡くなっていくのを見守りながら、指導医の治療を手伝う日々でした。(無論、治療が奏効しみるみる治っていく方を見るのも非常な喜びでしたが!)治療していても、正直、現代の医療技術では「残念だけどただの延命だな、、、」という事が明白な場合でも、家族の意向がありかつ、方法論的に心臓と呼吸器の機能を維持する方法が使えるものであれば、意識が戻る可能性が無くても取り敢えずは姓名は維持出来ますが、実際にはそれを長く続けていくと、多くの高齢者では次第に腎機能、肝機能が落ちて行き、最後にはDICや肺炎の状態で見た目にも「悲惨」な状態で亡くなるのです。
ですから私「も」どんな文脈であれ、常識的に見てどうも助からんな、、、という状態になったら「自分に対する」一切の延命治療など御免蒙るというのが本音ですし、嫁さんにもきつく言ってます。その判断がどうであっても、我が家の人間以外の誰かが嫁さんには文句を言う筋合いには無いです。たとえ我が子であっても。実はこれ、実家の両親も同じ様なことを私に申し渡していて、一切の意味無き延命治療は不要!ときつく言われています。「意味無き」とはどういうことかと聞かれる方も居られるかもしれませんが、それはその家族が持つ「常識の範囲」ということで十分だと考えます。
実際の医療現場では御家族の方々が回復を望む日々が続いても、一週間二週間と経ち、家族の方々御自身が自分達の眼で見て、更に医師団の説明を受けて、今後の状況が回復の見込みが無く、日々明らかに状態が酷くなっていくような時には、脳死を確認した後、多くの場合親族の代表の方や配偶者、子供さん、親御さんの何れの方が出てこられて生命維持装置を使用しないことに同意される事も実際は多いのです。(それでも多くの方は迷い、悲しみ、その辛い選択を実行する事は出来ませんし、それも当然で誰も非難など出来ません。技術がそれを可能ならしめているのですから、、、。)
では私はどうかというと、我が家的には、お互いに家族親族のことで他人のおせっかいは受けたくないし、あっさり、さっぱりとあの世に旅立ちたいものです。しかし、まあこういう事で延々と延命の話を続ける事ができるのはきっと哲学的で「自分探し」も好きな人なんでしょうね。私は基本的に生きるというのは「あの世までの暇つぶし」であって、その間に素晴らしい経験や感動的な体験が出来ればmuch betterという程度の人生観ですので、、、。それが出来なければもう結構と言う感じで、こんなことを言っていつも嫁さんに「あんたは生に関して淡白すぎ。もっと長生きしてもらわな困る!」と怒られてますが、、、。
まあここで大事なのは、何かにしがみついてでも、石に齧り付いてでも長生きしたいという人達のことを排除せずに、それはそれで一つの生き様として尊重することだと思います。私が生きて世話をせねばならぬ子が居る、世話をせねばならぬ親が居るというような方々には何が何でも生きてもらうというのも一つの選択。実際、人の死生観を他人がとやかく言う、軽々しく語る等というのは本当は出来ない相談だと思います。
さて、ちょっと脱線しましたが後の別ソースのフォロー記事によると、この麻生さんの発言は「自分の場合」に関して話した話という事が判明しているのですが、結局「火のない所での煙の発生」を意識したのか、詫びを一本入れて尻を拭っちゃいましたね。マスゴミはこの手の意図的な中抜き飛ばし記事に関しては後日謝るようなことは意図的にしませんので、まあ、公正な報道をこの国のマスゴミに望んでも無駄なことは中学生以上の多くの人間にとっては半ば常識でしょうが。
社会の木鐸と自称される方々のいう社会というのは編集部の中の人間、まあ大きく見積もっても自分達の新聞社の社屋の中程度の広さですから勝手に己の木鐸を打ち鳴らしてそれを自分達の世界の死の晩鐘としてもらいましょう。大マスゴミに栄光あれ。
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2013年1月23日水曜日

学校の週休二日制

これはいいかも?
私が子供のころは当たり前だった土曜日の授業、無くなって久しいなと思っていたら段階的導入期間も含めれば既に20年も経過していたんですね。
基本的に子供に暇をやったら、その使い方は結局その時代の「流行っている遊び」に集約されるわけで、休みの日を増やしてそれを「生きる力」等と言う全く持って意味不明の活動に割り当てた寺脇研という男は本当に日本の国力を低下させたという意味では万死に値する輩です。
観念で作られた理想の運動なんかでまともに機能するモノなどほぼ何一つとして無いのは世界中の革命という名の国家破壊活動を見れば自明。そこに残るのは夥しい死体ですが、今回、日本で起きたこういう理念先行の制度改革の試みの後には累々たる「ゆとり教育の被害者」という屍(しかばね)が残りました。
制度改革を主張した寺脇研を筆頭とする馬鹿役人は詰られて世間から馬鹿にされて、役人を辞めればそれで終わりですが、ゆとり教育と週休二日制(学校五日制とは呼ばせないw)を導入された子供たちの方は悲惨そのものです。その影響は殆どの場合取り返しのつかない遅れとして、一生の間その子達に「遅れと低レベル」という名の影響を及ぼし続けるでしょう。
結局、これを無視して普通に教育を続けた多くの私学と、それにしっかり乗っからされた公立との間にはびっくりするような学力格差が更に開いて終わっただけでした。
最終的には下の記事にあるように、20年前のシステムに段階的に戻す方向で動いているようですが、既得権を一度獲得した馬鹿な教師達がそれに素直に従うとも到底思えない私でした。
こういうWeb pageも有ります

以下毎日の記事です。
<文科省>学校の週6日制導入を検討 毎日新聞 1月13日(日)2時31分配信 拡大写真 下村博文文科相=中村藍撮影  文部科学省は、現在公立学校で実施されている「完全学校週5日制」を見直し、土曜日にも授業をする「6日制」導入の検討を始める。「ゆとり教育」の見直しで授業時数を増やした新学習指導要領が、小学校で昨年度から、中学校では今年度から完全実施されており、土曜日も使って授業時数を確保し子供たちの学力向上を目指す。私立校の中には土曜授業を続けている学校も多く、公私の学力格差拡大の懸念を払拭(ふっしょく)する狙いもある。 
【土曜授業】実際はどうなのか、現場を訪ねた  同省は今後、導入に向けた課題を精査し、省令改正などをして実現を目指す方針だ。  文科省は省令で土日を「休業日」としているが「特別な必要がある場合」は授業をすることができるとの除外規定がある。東京都などではこの規定を使い、10年度から土曜授業を実施。12年度に小学校の43%(565校)、中学校の47%(292校)で月1回以上、導入している。また、宇都宮市や大阪市など全国の小学校の5.7%(約1100校)、中学校の6.4%(約590校)が土曜日を使って公開授業などを実施している。回数は年10回以下がほとんどで、11回以上は小中とも1%未満しかない。  同省は、土曜授業の導入にあたり、月曜から金曜までと同様に算数や国語などの教科教育に充て、平日の授業負担を軽減させるほか、標準850(小1)~1015時間(中3)と定めている年間授業時数をさらに増やしたい狙いもある。  文科相には諮問機関である「中央教育審議会」(中教審)があり、そこでの検討を経る必要があるとの声も省内にあり、具体的な導入時期や実施方法が決まるには曲折も予想される。教職員の勤務時数が法律で週40時間と定められているため、実施するには教員の数を増やす対応が必要となるなど課題も多い。  東京都小学校PTA協議会が10年に実施した調査では、土曜授業について保護者の86%と教員の38%が「必要」、保護者の7%と教員の52%が「反対」だった。下村博文文科相は「徹底して土曜授業を導入したい。国民的な理解を得るなど省内で課題をクリアしたい」と話している。【石丸整】  ◇学校週5日制  1986~87年にかけての臨時教育審議会の答申に盛り込まれ、92年9月から月1回土曜休業で始まった。95年の月2回と段階を経て、02年4月から完全実施された。学校教育法の施行規則(省令)も改定し公立校に対しては法的拘束力も持たせた。「ゆとり教育」を提言した96年の中央教育審議会(文科相の諮問機関)答申は、子供にとって学校、家庭、地域社会のバランスを改善し「生きる力」を身につけるために学校週5日制が必要と位置付けた。 
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2013年1月21日月曜日

大統領就任受諾演説

今日はオバマ大統領のInauguration(大統領就任演説)が行われた。
まあ、報道では文言の間違いでやり直しの云々などということで、この二期目に既に四回もの受諾演説を行ったようなことが書かれていますが、まあ実質的には二期目への突入ということです。
内容自体はあちこちで翻訳されていますし、特に原文を読み直しても「うむ~!」というような内容でもないので特にコメントは無しですが、二期目の困難な今後の四年を予感させるような、、、という感想です。特に、「融和」と社会の安定のための「平等」の為の道筋が険しいことを暗に明に繰り返しコメントしているところです。
その点以外では友人でキャピトルのなかである上院議員の秘書として働いている友人から送ってこられた数々の「内部からの」写真に愉しませて貰いました。そのうちの一枚をここに上げますが、その「近さ」お判りでしょうか。
それにしても、大統領の頭の白髪の増えたこと、、、。四年間の合衆国大統領職というものがどれほどの激務か、その一端をこういう風に人の肉体の変化を通して見せてもらうことにないますが、本当にストレスフルなんだろうなと「想像」するしか有りません。
頑張って欲しい物です。日本に住む方々以上に現地に住む我々にとってはこの人の舵取りが寄り直接的に生活に響いてきますので、、、。
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体罰の思い出

小田島さんのコラムを読んでいたら今回は体罰の話が載っていました。
実際自分のころを思い出してみると体罰というのはほぼ小学生の中・高学年以降はずっと「日常」だったというところか。特に五年生の道徳(笑)の先生になってからは本当にビンタや拳骨はもうほぼ毎日、給食の皿は乱れ飛ぶという日常でした。当時その先生の御父上が癌で闘病中で、その介護のストレスで物凄く疲れているのを皆知っていたので子供心にその荒れた様子を受け入れるしかなかったのです。
中学になると体育教師を中心にビンタ、足払いその他の体罰はほぼ日常でした。(笑)では高校になればそういうことが無くなったかというと、やっぱり無くなりませんでしたね~。県立高校でしたが、体育教師は言うに及ばず、担任の阪大卒の数学の教師もやっぱり何かあるとバシッときてましたね。
まあ、親父からも直ぐに拳骨や蹴りが来る日常でしたから私自身がそのような体罰というものにもともと耐性があったので殴られようが蹴られようが「いて~」の一言で済んだのですが、そういう経験が無い人にとってはああいう状況というのは、多分「恐怖」以外の何物でもないのではないかなと思います。「俺」にとって何でも無い話でも、他の人にとってはそうではない話というのは掃いて捨てるほど有る訳で、自分が問題ないからそれが他人でも問題ないと考えるのはやはり決定的に他人の立場に対する配慮というものの欠如というものでしょう。
大阪の高校の体育科の生徒が自殺した話を多くのリンクを辿って読んでみてみると、やっぱり熱血の延長線上にある日本の普通の体罰の一種なんだろうか?という気もします。が、しかし、実際にはその本当のところはこの生徒の心の中に永遠に閉じ込められたまま本当の答えは出てきません。
いろいろと多感な時期のこの学生達には、体罰だけでなく、他にも外からは決して窺い知れない無数の葛藤が渦巻いた挙句の最悪の選択になったのかと思うのです。指導する側にとってもされた側にとっても、自死という本当に最悪の悔やんでも悔やみきれない選択が選ばれてしまった結果を省みたとき、「少なくとも」その原因の一つであったであろう生徒を逃げ場無く追い込むという指導をしてしまったことをこそ反省するべきではないのでしょうか。そういう意味では体罰よりもそういった指導法自体が問題だったのでしょう。
人に何かを指導する時には必ずその相手を良く見て、その人がどこかに逃げることの出来る精神的、物理的な選択肢を残しておかなければならないと思います。特にそれが成長途中の子供達には、、、。
無論、激しく強く立ち向かう人も居るでしょうが、その指導を受け止めて返し切る人間だけでこの世が出来ているのでは無いと言う事に思いを致すだけの知性が指導する側には欲しい物です。自分自身はと言えば、子供が大きく育ってそういうことを反省点として思い返すことも多い頭の悪い親父です。
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2013年1月19日土曜日

早くも100勝

VCUの四回目のカンファレス戦が行われた。
この試合は実はヘッドコーチ・シャカ・スマートにとって記念すべき一里塚でした。それはこの勝利が彼にとっての記念すべき100勝目だったことです。記録によると、コーチに就任してこのスピードで100勝をあげたのは「あの」バトラーのコーチBrad Stevensに次ぐ記録なのだそうです。
まあ、シャカなら今後もいろいろな記録をブラッドと競い続けることになるのでしょう。実際コーチと直接話す機会が何度もありましたが、彼と話していて感じるのはまず何よりもその高い知性。とても三十台半ばとは思えない老成した発言の数々だけでなく、実際に話していても会う度に的を得た応答の数々と「どんな相手でも」丁寧に話す様は多くの人にとっての目標(ロール・モデル)となるに相応しい人物だと感じます。
人生にきちんと目標を持ち、それを達成するに相応しい行動をとり、それに見合った能力がある人間が、きちんと良い時期を得ればアメリカという国は巨大な成功物語を約束してくれる国なんだということがよく判る典型的な例です。
実は彼の御両親も立派な方なのですがやがて時が経てば彼の自伝が出ることは間違いないでしょう。
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J-RAV二回目!

今日は月一で催されるリッチモンドの研究者達の会合J-RAVの第二回目の集まりがありました。
前回の研究者間の相互紹介も終了し、今回からいよいよ個人の研究者の発表開始です。今回はトップ・バッターとしてCancer Cellにその論文を出したばかりのN先生がその充実した発表をしてくださいました。実際はその内容を詳細に突き詰めていくと丸一日でも質疑応答が続きそうなコンテンツでしたが、ここはまず当たりをつけるという意味で実に要領良くまとめられたきれいなスライドが続きました。
今回からはアルコールをサーブする許可が出ましたので、それをちょこっと口につけてのミーティングでしたので、中には顔を真っ赤にして居られる下戸の先生も居られましたが、総じて皆さん楽しまれていたと思います。
分野の違う研究者が集って、他人の見ず知らずの研究内容に関して和やかな雰囲気であれこれと質疑応答できるというのは、まず滅多に無い機会ですのでこういった会合は実に貴重です。また、他の人の研究のテーマや手法の中に自分のリサーチの種になるようなものが含まれていることも多いですし、逆に質問によってその研究にメリハリが付くような事もごく普通です。
今後ともこの定期会合が末永く続きますことを、、、。
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2013年1月18日金曜日

そろそろ回復

少し調子が良くなったのでマスクを着けてラボに行ったらもうまるで腫れ物扱いのようにされました。(笑)私はもう大丈夫と思ってるんですが、、、。
要するに「来るな!」と言うことです。実際生徒達にもインフルエンザが非常に流行ってまして、授業に来ないと単位が貰えないことを気にして熱があるのに教室に来たり、咳をしているのに教室に来たりという状況で、却って病気を他の人に拡げている始末。
私も学生のことを言えた義理ではないのですが、午前中に他の先生との研究に関する次の計画を話しあった後、素直に家路につきました。帰りがけに薬局によって市販のインフルエンザの対症療法薬を買ってきたのですが、本当に薬の棚のかなりの部分が「カラッポ」になっていて今更ながらにFLUの猛威に驚かされました。
家に帰り着いて嫁さんに薬を見せた所、「あんたこれnight用よ!」と言われてしまいました。ということは眠気を誘う強烈な成分込みということなのですが、通常それほど私はその手のものを服用しても反応しない方なので大丈夫と思って飲んでしまったのが運の尽きでした。服用直後から強烈な眠気に襲われて、そのまま四時間半深海の底に横たわる沈没船のように眠りこけてしまいました。
起きて気づけば、今日は大切な試合の日。しかし、既に薬を飲む前から今日は試合会場に行ってバイラスを撒き散らすようなことはすまいと決めていたので、家で試合観戦。今日は初めて負けるかも、、、というような接戦でしたが、最後の13秒で追いつき、OTに持ち込んだ後、その五分を使って劇的な勝利!家で吠えまくっていたら犬がまたまた怯えて隠れてしまいました、、、。

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2013年1月17日木曜日

インフルエンザ・二日目

四時間おきに薬を飲んで症状を抑えること既に二日目に入りました。
朝起きてもやはり微熱がひかず平熱より1度3分ほど高いままでした。自分自身は通常体温は低い人間で、36度台の後半に入るとだるさが襲ってきます。この日もその状態で、朝から強烈なだるさがまだ残っており、鼻も詰まる上にふとした事で鼻汁も出そうなるなど、最悪の状態。
早々にラボに行くのをギブアップしてベッドでおとなしくしていました。本当は今日の昼前に大切なミーティングがあったのですが、事前に連絡をメールで入れて謝らざるを得ませんでした。
少し状態が良くなった午後は、数本受け持っているレビューのうちの一つをつらつらと眺め、サマリーの準備に備えました。実際には途中からちょっと頭がボーっとしてそれほど効率は上がりませんでしたが、何もしないよりもましでした。明日こそはラボにいけるものと思いたいです。
嫁さん曰く「あんたも歳取って来てるって事よ~」と言われました。まあ、目の前の事実がそうであるだけに否定はできませんでしたが。こんなことなら予防のショットしておけば良かった。orz 
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2013年1月16日水曜日

インフルエンザ

一昨日頃から体の節々が何となく痛くなり始めていたので、「なんか俺、関節炎でも発症したのかな」等と思っていたら、、、始まりました体のだるさと喉の腫れた感じの増強。orz
薬を飲んで夜も早く寝たのですが、どうしようもないほどの体の痛みとだるさで最終的に朝の六時半の時点でラボに行くことを断念。この状態でラボ行っても、みんなにバイラスを撒き散らすだけだろうと思いました。
何とか動こう落としても痛みとだるさがそれを許さず結局昼の一時過ぎまでぐったりと寝ていました。その後も喉に薬を流し込んで直ぐに寝ましたが、強烈な体のだるさは夜まで収まりませんでした。朝の段階で、ラボと仲間達には自分が今日は行けないことを連絡し、そのまま寝込んだ一日でした。
それにしても、きついときはベッドの中でスマホから打つ短いメールも一苦労ですね、、、。今日もまた早く寝ます。皆様も風邪やインフルエンザにはお気をつけください。
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2013年1月15日火曜日

専門家というのは、、、

福島での事故を例に挙げるまでもなく、何か事件、イベントが起きるとマスゴミはほぼ例外なく、それに対する其々の「専門家」と呼ばれる人々のコメントを流したり引用したりします。
何でこんなに何時も?とは思いますが、一つはマスゴミ自身にそれを自らが調べ、調査報道する能力が欠如しているといるのだろうとういう推測。もう一つは、その事例について「責任をもって」その事象に対する「正確な」コメントを付け加えるだけの見識を持った人間に話をさせることによって正しい事実というのは何かというのを間接的にではあっても成る可く正しく伝えようとしているという事だと善意に解釈したい。しかし、それも考えようによっては実に安直で、自分達で調べることが出来ないから速報性を持っていようがいまいが専門家という権威のフィルターを通して自分達の報道を正当化しているようにしか思えません。(自分達では考えず、調べず!)

ところが実際にはこのマスゴミが引っ張ってくる自称専門家達のコメントというものには様々な弊害が有るというのは周知の通りで、明らかに事実と異なることがコメントとして流されてしまう事と、それによって派生的起きてくる専門家不信という奴ではないかと思います。そうなる要因の大きな要素の一つは、折角専門家に出来事の解説を頼んだにもかかわらず、(全体を流せば正しいコメントでも)そのコメントの「大切な部分」をその分野の素人が勝手に自分のいいように編集して流すというトンデモナイ行為。また、その次に来る問題はそもそも、その人間がその事象の説明に適切な人間かという「最初の選択」自体が大間違いである場合が本当に頭を抱えるくらい多いということでしょうか。(多分、マスゴミはそれぞれの分野毎に気前よくそれなりのコメントをしてくれる便利屋の一覧表を間違いなく持っているはず。w)
例えば、我々の世界一つをとってみても、ある病気を取り上げて解説をする場合にそこに脳外科医を呼ぶか、それとも整形外科医を呼ぶか、眼科医を呼ぶか、、、。もしその病気が代謝疾患だとすれば、ここに呼んだドクターのほとんどは申し訳ないですが「ほぼ役に立ちません」。無論基本的な知識は披露する事が出来るでしょうし、医学部を卒業して間もない者や博覧強記のつわものであれば他の科にいても、「知識だけは」ある程度対応できるでしょう。しかしほとんどの科は其々非常に高度に専門化されていて、互いの科の連携という形で成り立っているというのが今のチーム医療なのです。
これをマスゴミの使いっ走りの言うところの自称専門家という名の似非コメンテーター達が専門家を騙って色々と糞を撒き散らしてくれます。専門家というのは我々の世界では権威に拠らず「最新の知識」と「最低限、間違いの無いデータ」に基づいて「知っていることを」「責任を持って」語る事の出来る人間であって、決して何でも知っているわけでもなければ軽々しく所感を述べたりする人間でもないのです。福島の件でもそれに類する事が東大の一部センモンカといわれる方から有りましたが、本当に本物と偽者が良く混ざった世界でした。
テレビで良く見る輩ほど我々の世界のいう所の本物とは無縁の連中ですので、その手の「自称」に騙されませんように、、、。
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2013年1月14日月曜日

リッチモンド日本人会・新年会

今日はリッチモンド周辺に住む日本人の集まりとして行われている新年会がターンパイク沿いにあるカブトで行われた。
今まで一度も真面目にこの会に出席したことが無くて、昨年は出てみようかなと思ったところで入場制限で入れず、といったことがあったので、2013年の今年はわざとゆっくり行って一時半近くに到着。入り口で一人$10の入場料を払い入場。下の娘と嫁さんが奥の部屋で餅をサーブしていたのが見えました。店の中は沢山の日本人が確かにいたのですが、特にお互いがインタラクトしているような風でもなく、ご勝手にといった感じの集まりのように感じました。まあ、僕達が来る前にその手の挨拶はとっくに終わっていた可能性の方が遥かに高いので、新年会に関しては結局今年も何も新たに知ることは出来ずといったところでしょうか。w
クジ引きのイベントも新鮮な餅料理を食べることの方が大事だったので、嫁さんに代わりに行って貰い、自分は息子と二人でお代わり込みでお雑煮と餅料理を一生懸命食べていました。結局嫁さんが引き当てたのはハンディなティッシュのパック一つ。(笑)相変わらず引きが弱い。
30分程で十分に腹がくちると、特にすることも無かった為出口へ向かうと、帰りしなにビニール袋に入ったちょっとしたお土産を頂きました。(大好きなお醤油入り!)
店を出てカブトの近所にあるアンティークショップへと行きました。一通りまわったのですが、特にこれといったものも無く、息子と二人で家へ真っ直ぐに帰りました。日本人もこうやって集まれば、リッチモンドのような田舎でも軽く数百人は集まるんだなということが良く解かりました。
もう少し色々な日本企業がここにヘッドクオーターを持ってくれるといいのでしょうが、これから激減していく日本本国の人口減少のことを考えると、それはまあ、儚い新春の初夢ということなのでしょう。
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2013年1月12日土曜日

テロとその報復合戦

 多くの人にとっては遠い過去の話になってしまった事ですが、1972年にミュンヘンオリンピックの時にイスラエル選手団宿舎で起きたテロ事件に絡んだ映画をみました。この事件では11人の人間が死んで、世界に大きな衝撃を与えました。(同じ事を扱った映画はいくつかあるようですが、2005年にはスピルバーグがミュンヘンという映画にしているんですね。知りませんでした。)
映画のタイトルはSword of Gideonというもので、簡単に中身を言ってしまうと、この時のアラブ側からのテロに対する報復を行うイスラエル側の五人の人間の行動を記録したものです。作戦名は神の怒り作戦と名づけられているようです。実際の映画はアラブ側の諜報組織とイスラエル側のこの五人の壮絶な戦いを描いていくのですが、双方ともに顔もみたことのない知らない人間同士がそれぞれの国家と大儀の名のもとに殺しあう壮絶な内容です。
見た感想は平和な国・日本から来た人間である自分には正直言ってこの国家の大儀の元にテロリストと戦わなければいけない状況というのは理解しづらいもの。本当に007の世界。しかし、間違いなく存在する殺し合いの世界が見えないところに有るんだということはわかります。国家の名の下に見たこともない人間同士が国民全員で戦い合えばそれを戦争と呼び、小さいユニット同士で殺しあえばそれをテロと呼んでいるだけの様な気がするのですが、それをやめると存在を消されてしまうイスラエルにとっては必死の反撃です。
もとを辿れば結局は宗教同士の戦い。同じオリジンから派生したユダヤ教とキリスト教とイスラム教、、、私のような日本の多神教、自然崇拝に近い、宗教に関してはゆるゆるの国から来た人にはこういった世界はナカナカ生き難い世界だなと感じました。
日本の戦った戦争もそうですが、あれは実際は十字軍との戦争だったのかという気がしないでもないです。人を導き幸せにするはずの宗教が結局はその宗教に深く関わっていいればいるほど人を不幸にしているというこの世界。やっぱ私には宗教は冠婚葬祭だけで結構です。w
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2013年1月11日金曜日

論文とレビュー・狐と狸のばかしあい

レビューの度にいろいろな国からのいろいろな投稿を読ませてもらってますが、本当に国によってその平均的な研究事情とレベルが良く解かるというのが大量のレビューをしてきての正直な感想です。
前にも書きましたけど最近は本当に中国からの論文投稿が多いんですね。しかも最近、異常に多い感じがします。この国からの論文投稿には非常に強い一定の傾向があります。無論「型」に嵌めて「全て」を一律に論じるのは間違いです。というわけで私が個人的に感じている「傾向」ということで読んでいただいて結構です。
まず一つ目は多くの提出稿に含まれるデータの量が小さいこと。もっと極端に言うと、Fig.1で実際には済んでしまうような量のデータが希釈されて3つ4つのフィギュアにされているものが本当に多いです。二つ目は既に知られていることをあたかも新しく見つけたかのように書いてくる論文の多さ。性質が悪いことに、ビブリオの中でそのオリジナルの論文に全く触れていないのです。それに近い、かつその発見に直接関与している論文を微妙に外しているものが多く散見されます。三つ目は既知の事実にちょっとした改変を加えた分子を発現させた挙句、細胞の挙動の変化に差が有ったという感じの論文の多さです。それ自体が貴重なことも当然あるのですが、仮説に基づいて検証していくという過程で最終的にもっとも大切なその現象の裏にあるメカニズムの検証が無いままに論文が終わってしまっているんですね。要するに現象の記述という一歩目は見られるものの、その次に来るべきでは何故そうなるのかということに関して突っ込んで調べていこうという姿勢が本当に希薄なのです。
こういう投稿の裏に見え隠れするのは(個人的な感想で申し訳ないのですが)投稿の数を稼ぐという基本的には好ましくない、しかし、極めて20世紀後半から普遍的になってきたアメリカ的な方法論の踏襲だと思います。我々の世界でPublish or Perishという言葉を良く使いますが、これも中国のような更に人口圧力の高いところから論文を出す人達にとっては彼らの昇進、そして存在そのものに関わってくるだけにこういった実験の希釈としか思えないようなものがたくさん来るのだと思います。その先にあるのは一体何なのか、想像したくもありませんが。間違いなく、論文の捏造があると思います。
フィギュアを詳細に検討し、整合性の問題を検討し、関連論文を精査していくと今まで見えていなかった「あれ、これオカシイよ??」という問題点が沢山浮き上がってくるのが毎回面白くはありますが、そのトラップを見破る努力は時に自分の時間をかなり削いで注入しなければならない事があります。
まあ、それが査読といえば査読なんですが、嘘は混ぜてくるなよと言いたいです、、、。科学を教える前には必ず倫理教育から始めないといけないんでしょうかね、、、。寂しいけど、現代では避けて通れない問題のようです。orz
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2013年1月10日木曜日

タフとはこういうことか

昨日は歴史的な一戦が行われた日になった。
VCUにとってはその長い歴史の中で四回目のカンファレンストランスファーとなった今回のカンファの移動。CAAからA10というステップアップの中での記念すべき第一戦だったのです。
結果から先に書くと勝利でした。しかしタフの一言に尽きます。我々のチームも相手にとってタフでしたし、相手のチームも我々にとってタフでした。
最終的には12点の差がつきましたが、身内の人間から見ても実際にはこの点さほどの実力差があったのかという気もします。途中までは「常に」数点差で我々が上回っている状態(前半で一瞬だけ15-15で並んだ瞬間がありましたが)で時間が過ぎていきましたが、一瞬でも気を抜けばこちらに相手が攻めてくるということに変わりはありませんでした。事前の対策でしょう、レンジシューターのトロイを徹底的に封じる作戦にでていました。結局最終的に勝敗を決したのはスタミナの差でした。後半戦半分を過ぎたころから明らかに走力に差が出てき始めたのです。
こういう技術的にタイトな勝負では最後に差がつくのはスタミナなんだろうなと素人考えでもわかるような試合の流れでした。
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2013年1月9日水曜日

アメリカの文房具には魅力がない

前からずっと思ってることを一つ。
表題にも有るように、この国の文具には面白みや色気というものが全く無いんですね。男の私としては「まあいいか」で済むんですけど、家の娘達はアメリカの文具店と日本の文具店では喜び方が「全く」違います。ディティールにまできちんと細やかな配慮のなされたデザイン、かわいい、きれい、美しいというようなそれぞれの方向性を持たせた色々なペン、ノート、筆箱などで次々と彼女達の購買意欲を刺激していきます。
ですから、日本に行ったときなどは本当に嬉々として文具店の中で長時間の「探検」をしてますね。アメリカの味も素っ気も無い文具からは考えられないような小物達に目がハートマークの状態になってます。アメリカで可愛い系の文具といえばその多くは日本のサンリオのものです。NYに行ったときなど、メインストリートにサンリオショップがどーんと有って、結構な値段のついた可愛らしい小物達が飛ぶように売れていきます。この国にも結構キティーちゃん好きは居りまして、小さなキティーちゃんのバックパックを背負ってる女の子も結構見かけます。(似合ってるかどうかは別ですが!w)
筆記具は日本のものが大変な勢力を持っているようで、大きな文具店やモールの筆記具コーナーではペンテル、サクラ、ゼブラなんかも沢山あります。こっちでは大きな会社のビックのボールペンなどは幾分か書いたあと、インクの塊がペン先にどっぽり貯まるような何時の時代のもん?というような低レベルのものが結構デフォルトだったりします。
やっぱりしつこい、しつこい、呆れるほどのディティールへのコダワリの差が長い時間かけて最終的にはこんな差になってしまったんでしょうか。使用感というか使っているときの言葉に表現しづらいような僅かな質感の差にコダワリそれを低価格で競争させると、びっくりするほど日本人は強いですね。
この魅力の無い文房具を売る巨大なアメリカの文房具市場が存在するからこそ、日本の優秀な文具会社はもっともっとこの国に攻め込んできても良いと思うんですが、、、。明らかに攻めきっていないという気がします。日本のこれらの文具の使い心地の良さを知ったらもっと多くのアメリカ人が指名して買ってくれるような気がするんですけど、そもそもアメリカ人自体があんまり文具にはこだわらないって思ってるのかな?
実用文具にしたって、その堅牢性や、質感等ではバインダーから何からもっともっと日本のものが入り込んできて欲しいなと思うんですけど、夢のまた夢か、、、。
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