今日は昼過ぎから来春にやってくる予定の新研究所長と一時間ほどの面談。
何にしろここの研究所のヘッドがずっとinterim(臨時)の状態で何年も続いてきたという事自体が異常な状態だったんですが、実際に何人も立候補しては最終候補に残らずという状態の繰り返し。(私など手を挙げる気も何もサラサラ無しですが、、、)
今はもうアリゾナに去っていった前歯学部長がリサーチのことなど何にも気にかけない人で、いつも話すのは歯学部の全収入の推移とどこが稼いでいるかという事ばかりで、裏では皆の(歯学部の学生を含めて)軽蔑を受けているような人物だったので、今回の決定に至った新学部長による決定プロセスには私も私見を求められた口なので、その意中の人物がやってきて大変嬉しいのです。
しかし、実際にはここから先が問題となります。この人物、スコットランドのグラスゴー大学というところから来ている研究者なんですね。専門はHPV。グラントもコンスタントにとれていて、イギリスでは何の問題もなかったんですが、それはMRC(Medical Research Council)に属していたというアドバンテージのもとでの話なので、こちらではどうかわからないということ。
困ったことに、アメリカにはHPVの研究者達が構成しているマフィアの連合体が既にありますので、そことどうやって折り合いをつけるかが「実務上の」問題になってくるわけです。協力者になるか、敵対者になるのか、、、適切な距離感を保って「彼らとは違うこと」を隙間に見つけ出して継続しているのがベストだと僕は思うんですけどね。
さあ、来年の2月末に赴任となりますがそこからどうなるのか、じっくり研究内容で共闘できればそれが理想なんですが。
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